出戻るつもりなんてなかった

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コナンside


妙な話を終えて歩いているのだろうか靴の音が聞こえる




悟「(______陽にはAしかいないんだから)」



諸「…あ、陽って桜夜が前に言ってた弟の名前だ」


降「…あぁ！確かに言ってたな」




悟「(……あ、)」




急に悟さんがなにかに気づいたような声色で一言発した




『(ん？)』


悟「(あぁ〜)」


『(どうしたの？)』






悟「(帰るの面倒だし、Aの家行っちゃおうかなって)」



語尾にハートがつきそうな勢いだった


松「あ？」



松田刑事を初め皆しかめっ面をしていた




『(いや、普通に嫌だけど)』


悟「(えぇ〜Aのけちー)」


『(いや、あんた家来たらだるいから)』


松「よく言った！」


悟「(学生の頃はよくやってたじゃーん)」



なんて爆弾発言をかましてきた




これには松田刑事も何も言えずにポカンとしていた



『(昔の話持ち出さないでくんない？)』


悟「(えぇ〜でもAったらあん時は僕の下であんあん喚いてたのにね)」




伊「まさか同期のこんな話聞く羽目になるとはな」



そういい苦笑していた



萩「流石にびっくりだよ」


諸「桜夜もそういう1面あったんだな」


松「若気の至りってやつか」




『(はいはい、伊地知に迎えに来てるんだからさっさと帰れ)』


悟「(え？Aは乗んないの？)」




松「絶対ぇ乗んなよ！」


萩「陣平ちゃん聞こえてないからね」


降「お前は保護者なのか」



『(私は自分で帰れるから)』


悟「(そ)」


『(うん)』


悟「(んじゃまたね〜)」




そういった後に急に声が近くなった





悟「(Aのスカートの裾に多分盗聴器かなんか付けられてるよ)」




まるで語尾にハートがつきそうな言い方だった




降「気づかれていたのか」


コ「いつから？」



『(は？)』





車が走っていく音が聞こえたってことは悟さんは言ったってことか




伊「当の本人は気づいてなかったみたいだな」




服を擦る音が聞こえる




恐らく探しているのだろうか





ガサッと音が鳴ったと同時にAさんの声が聞こえた





『(誰がこんな事を…？)』




そういった後に盗聴器は壊された





松「…あ？」


諸「どうした？松田」


萩「壊それたのがそーんなに気に食わなかったの？」



松「違ぇーよ！」


伊「じゃあ何だ？」


松「あの悟とかいう男これに気づいててあんな話したってことだろ？！」




…確かに




その言葉を聞いて少し呆れてしまった

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