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「サボろっかな」
いつもならこんな事思わないけど
取り敢えず会いたくないし、
屋上行けば会わずに済むんじゃない？
そんなこと考えながら屋上に行って
適当に座りながらスマホをいじる
特にやることないな……
ん？
音も特になく横に誰か座ったんだけど、
男子っぽいな…誰だこの人…
「お前、サボるやつだったんだ」
あ「あ、風磨さん？」
風「ちわっす」
あ「こんにちは」
風「なんでここにいんの？」
あ「サボりたいなって」
風「ほんとは別の理由があんだろ」
風磨さん、エスパーなのかな
普通に当てられちゃったし…笑
あ「なんで分かるんですか」
風「なんとなく。当たったんだな」
あ「エスパーなんですか…」
風「どーせ中島だろ」
あ「なんでそこも分かっちゃうんですか」
風「お前の悩み事とか中島くらいしかなさそう」
あ「なんですかそれ、ディスってるんですか、笑」
風「つかタメでいいよ、あとさん付けじゃなくていい」
あ「じゃあ、風磨くんで」
風「で、なにがあった」
少々話の切り替わりが早い。とは思ったけど
あった出来事を全て彼に話した
風「はーーーーーー、またか…」
あ「え？また、とは…」
風「あいつ前もそういうのがあったんだよ、嫉妬深すぎてそういう行動とることが」
あ「私が初めてってわけじゃないんだ」
風「まあな、さすがに頬叩かれるのは痛かっただろ、どこ？」
あ「右頬辺りを…」
風「見せてみ」
右頬に手を添えられる
風「まだ少し腫れてんな、大丈夫か？」
あ「これくらいならまだ大丈夫、2発、3発されてたらやばかっただろうけど」
風「気をつけろよ、中島の行動と言動で溺れてきた女達見てきてっから、なんかされたら報告すること、いいな」
と言うもんだから頷くしかない
聡くんは幼馴染みなだけあって頼るとか馬鹿らしくってなんか嫌だし
ぶっちゃけ相談出来る子がいないから助かったかも
いつの間にか風磨くんとライン交換をして、
1日屋上で風磨くんと過ごした
人が来なかったのが都合良すぎたところだ
彼に会わなかったのも、またそれで都合が良かった
明日、どうなるんだろう
浮気してたのかって、質問攻めだろうか
明日のことなんて誰も分からないし
知る気もない、取り敢えず今日も明日も生き延びよう
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作成日時：2017年9月21日 22時
