43話＊ ページ43
ーーー
天月｢考える、このままいつまで隠しておけるかな。｣
これ、天月にそっくりだよね。
いつまで隠しておけるかなって、今の天月みたいだなって思って入れてみたんだよね。
歌詞を見て、少し顔を歪めている天月。
なんだか悪いことをした気分だけど、話してくれないかーって少し期待している。
『魔法がとかけるそれまで繋いでいてよ手を手を＿＿＿＿＿＿＿＿！』
天月｢ひとつだって残さない、全てを取り戻すまでさ｣
相変わらず加点がない私に対し、ビブラートやこぶしがたくさん表示されている天月。
てか、ビブラートってどうやってやるんだよ。
演歌みたいに震えさせろってか？
『それまで、繋いでいてよ手を手を！テオ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿!』
寂しい、か。
今まで何も思わなかったけど...
いや、ずっと思ってたのかも。私は寂しがり屋だもん。
手を、の所で天月に手を差し出せば驚いた顔をしてまた寂しそうに笑う。
私、やっぱりこの関係が終わって欲しくないみたいだ。
それに、いつの間にか天月のこと...。
今気づいたけど、まだ間に合うかな。
セリフの部分で私は天月に向き直った。
『ねぇ、天月。私さ......』
『天月のこと、やっぱり好きみたい＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿』
天月「.........ん？は、え、頭打った？」
『私が真面目に告白じみた事をしてるのに反応それですか？！最低かよ！！......てか、天月が付きまとってこないって考えたら......その...寂しくて...』
私顔絶対に赤いな。
顔に熱が集まってきてるもん。
俯くけれど、天月から私の顔は見えているだろう。
さっき伸ばした手で、天月の制服のシャツの裾を掴んだ。もうくしゃくしゃになってしまえ。
ばーか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 426人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヤクルト - おもしろいです！応援してます！続きが、気になるです←これからもがんばってください！ (2018年8月22日 7時) (
レス) id: 289474b1ca (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - せつない、せつなすぎます天月君!! (2018年8月20日 1時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん、やりましたね!!天月君をホレさせましたかね? (2018年8月18日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - 夢主ちゃん面白い(笑) (2018年8月16日 17時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
はなつん(プロフ) - なんで悲しそうな顔なんですか、天月君!← (2018年8月15日 0時) (レス) id: 1006204416 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュリンク＆starlily x他1人 | 作成日時：2018年7月19日 14時
