*Snow falls 【浦/島/坂/田/船】

29話＊ ページ29

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学校から徒歩3分ほどの場所にある小さなコンビニで5本のポカリと糖分が採れるお菓子を数個、部費からお金を出して購入した。

これも結構力仕事だし大変だけど、世のマネージャーはもっと大変なんだろうな、うちの軽音部は部員が5人しかいないからまだ楽でいいんだけど他の学校とか何十人と居るっていうからね。

私この学校に進学してよかった。

アホな思考を巡らせているともう学校に着いたので目的地であるリハーサルした教室の机にゴト、と多少雑に荷物を置いた。

だってこれ、重労働過ぎるだろ。このペットボトル達合計で何キロあるんだよ。

一応女子だぞ私。



「ふぅー⋯⋯つっかれたぁーー！重すぎんだよお前ぇ！！」



コンビニ袋を"お前"なんて呼んで罵る馬鹿な奴はこの世で私くらいなのだろう。

本当にアホなことをしていると分かっているのだけど、これが私なのだ。あほイコール私っていう方程式出来てるからね。

私が言い出す事はだいたい奇想天外な事だから、よくセンラに「なんやお前、怖ぁ⋯⋯」って言われるし、うらたくんにはめっちゃ変な目で見られる。

酷いよね。



「さてと⋯⋯そろそろアイツらに届けますかぁ⋯⋯」

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