四:お掃除と、私の相棒達 ページ5
___血だ。血を吐いた。あぁ。そっか。そろそろ本気でやばい....
「はぁっ...はぁっ......私だってこんな__になんか産まれたくなかった....っ...うぅっ....」
涙が溢れる。今まで能力で偽っていた”悲しみ”と”苦しみ”の感情が倍になって戻ってきた。苦しい....涙が止まらない....無駄な心配はされたくないので声を押し殺して泣く。
「っはっ....はっ...うぅっ.......疲れた....何とか落ち着いた......」
落ち着いて良かった。
「......あっやばい....軍服に血が.....着替えようかな.....でも..まぁごまかせるか」
まぁ内容はその時考えればいいか
「とりあえず掃除しよ...雑巾は....あった」
なるべく誰にも会いたくないので濡らすのは諦めよう
〜数分後〜
「よし、掃除完了...と」
血で汚れた雑巾はごみ箱にぽい。
「ゆっくりしとけって言われたけど....する事無いんだよね.....あっそうだ『2人』と話とこ。」
そして私は
「朝霧、夕立。話し相手になってくれる?」
すると、脳内に返事が帰ってきた
朝霧「勿論。構いませんよ、主様。」
夕立「いやぁ、久しぶりに主と話せるぜ!」
「ありがとう『2人共』」
朝霧「いえ、どうってことはありません。」
夕立「そういえば主、さっき吐血してたけど大丈夫か?」
「あぁ.......うん。死んでないから大丈夫。」
夕立「いやそういう問題じゃないだろ...」
朝霧「そうですよ主様!なるべく使わないでください!」
「わかったわかった.....なるべく使わないから」
朝霧・夕立「それでいいんです/だ」
「仲良しだね....」
そう言った瞬間、部屋にノックの音が響く
コンコンコンッ
忠臣「A、ちょっと良いか?」
「あっはい、ただいま!」
なんの用だろう...
ガチャ
「はい。なんの御用でしょうか?」
忠臣「実は......ってお主、その軍服どうしたのだ?何故血が....」
やっぱりバレるよね?!
「えっとこれはですね....血じゃ無いです!!!とまとじゅーすがこぼれて!!!」
そう言った瞬間、私の目の色が黄色になる。
(黄色=嘘をついてる)
桜華様は感情とかで目の色が変わること知ってるんだよな....ばれませんように.....
忠臣「そうか....ならば良いのだが....体調が悪いのであれば正直に言うのだぞ」
「えっ?あっはい、承知致しました。ご心配ありがとうございます。」
うっそばれてない...軍服の血に目が行っていたみたい...助かったぁ...
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若葉(プロフ) - 霧雨こころさん» 続き頑張るぅ↑↑w (2020年11月25日 21時) (レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ - 続き気になるぅ! (2020年11月25日 21時) (レス) id: 87155e6e69 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - アイスゥさん» まじですか!!!ありがとうございます!!!そう言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです!!!((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア (2020年11月23日 11時) (レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
アイスゥ(プロフ) - めっちゃ好きです!!!!忠臣の小読みたかったんです!!!! (2020年11月23日 10時) (レス) id: 26f08d0bf6 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 霧雨こころさん» ありがとうございますヘヘッ( ^∀^)自分自身も書いててニヤけが止まりませんw (2020年11月19日 21時) (レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:若葉 | 作成日時:2020年11月2日 20時