三:行きたくない ページ4
※今回は1番最後に血の表現があります〜大丈夫な方のみお進みください！
そういえば......
｢桜華様。少々お待ち頂いてもよろしいでしょうか？｣
忠臣｢構わぬ。｣
｢ありがとうございます｣
そう言って自分の部屋に戻る。そして鏡の前に立ち、唱える。
｢
そう言った瞬間、私の顔はみるみるうちに誰も見抜けないような、完璧な笑顔になった。
｢これでよし...街に行ったら.....正直行きたくないけど命令だからな...戻るか｣
部屋を出て桜華様と合流する。
｢桜華様。お待たせしました。｣
完璧な笑顔で話しかける。
忠臣｢そこまで待ってはおらぬ。気にするな。...そんなに街が楽しみなのか？ならば早くゆくぞ。｣
｢はい！｣
ｽﾞｷｯ
笑顔で返事をするが、全然楽しみなんかじゃない。行きたくない。街の人達が怖い。だって.........まずい。心臓が痛い。今回はもう対価が出てきた....早めに用事を終わらせてくださると嬉しいんだけど....
〜街〜
私は桜華様の後ろを歩く。街の人達は皆明るい声で桜華様に挨拶をする。しかし、私の事は＿＿＿
ﾋｿﾋｿ...
『またあいつが居る...』
『桜華様は一体何を考えていらっしゃるの？』
『あんなみ＿＿い＿＿なんか引き連れて...』
全部聞こえてる。けれども知らんぷり。気にしていたらきりがない。....私が＿＿な事に間違いは無いけど...考えても能力のおかげで苦しくない。便利だ。
皆は桜華様の事は希望を持った、輝かしい目で見ている。しかし、私の事は消えてくれと言わんばかりにの蔑んだ目で見てくる。
忠臣｢......早く帰ろう。今の街は居てもあまりいい気分にはならない。｣
そう言って桜華様が足を早める。
とても有難い事だ。
｢承知致しましっげほっ...げほげほっ...｣
激しく咳き込む。苦しくなってきた。
忠臣｢大丈夫かA？体調でも悪かったか？｣
｢いっいえ....大丈夫です...お気になさらず。｣
忠臣｢そうか。ならば良いのだが....｣
そして、手早く買い物を終わらしてくださり、本部に戻った。
忠臣｢付き合ってくれてありがとうA。後は部屋でゆっくり休むが良い。｣
｢ありがとうございます桜華様。では、失礼します。｣
一礼してから部屋に戻る。そして鍵を閉め、能力をとく＿＿＿＿
｢かはっ....!!!｣
能力を解いた瞬間、心臓の痛みからは解放されたが、別の痛みがやってきて激しく咳き込み、口から赤い何かが溢れる。これは＿＿＿＿
血だ。
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若葉(プロフ) - 霧雨こころさん» 続き頑張るぅ↑↑w (2020年11月25日 21時) (
レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨こころ - 続き気になるぅ！ (2020年11月25日 21時) (レス) id: 87155e6e69 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - アイスゥさん» まじですか!!!ありがとうございます!!!そう言って貰えてめちゃくちゃ嬉しいです!!!((＾ω＾≡＾ω＜ｷﾞｬｱｱｱｱｱｱｱ (2020年11月23日 11時) (レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
アイスゥ(プロフ) - めっちゃ好きです!!!!忠臣の小読みたかったんです!!!! (2020年11月23日 10時) (レス) id: 26f08d0bf6 (このIDを非表示/違反報告)
若葉(プロフ) - 霧雨こころさん» ありがとうございますﾍﾍｯ( ＾∀＾)自分自身も書いててニヤけが止まりませんw (2020年11月19日 21時) (レス) id: 3784a17ec8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若葉 | 作成日時：2020年11月2日 20時
