十人目の友人 ページ37
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「ふふ、ショッピはとっても嬉しいプレゼント
くれたね」
syp『？』
「私は皆から何を貰っても嬉しいしどんな物も
とっても喜ぶ自信もあるんだけどね…ショッピの
理由が…凄く嬉しかったの私をちゃんと見てて
くれたみたいで…」
syp『…らっだぁさん達からの贈り物でてっきり
慣れてるものかと』
「プレゼントは沢山貰えるしいっつも嬉しいの…
何でもない日にらっだぁ君達がね『ねぇ、これ
Aが好きと思って！』って理由はないけど
贈ってくれる物もすっごく嬉しいんだけどね…私
理由があって私の為に考えてくれたプレゼントは
もっと嬉しいな…と思ったの」
syp『…じゃあ今回は俺が最初…1番ですね
らっだぁさん見つけたら煽っときます』
「1番？？？」
syp『俺たちがプレゼントする理由は大抵…貴方を
知りたい、喜ばせたい、っていう簡単な理由です
貴方が最初にその中でも本当に少しだけの差でも
俺の贈り物に特別な気持ちを感じてその気持ちを
俺が最初に知ったから今、俺は他よりちょっと
貴方を知ってますだから、今だけでも1番です』
「そっか…そうだね、ショッピは私が初めて
知った「他よりも少し嬉しい」って気持ちを最初
に共有したからね…うん、特別…今だけじゃないよ
君は私の初めての気持ちを知った特別な人…
良ければ忘れないで覚えていてね」
syp『…
A様のお気持ちを共有させていただき私は
光栄です。貴方様の名において私、ショッピは
貴方様とのこの素晴らしき時間を決して忘れる事
はないと生涯お誓いいたします。』
「…嬉しいわ、私も貴方様がお近くにいてくれる
限り貴方様とのこのお時間を生涯忘れはしないと
誓います……なんて、国民の前で話す事もないから
初めてこんな話し方したんだけど…可笑しいかな」
syp『ワイもこんな話し方したことないですけど
オフザけでやるには上手いんじゃないッスか？』
「ふふ、そうだねショッピ上手だった」
syp『マジの仕事の人から褒めてもらえるとは』
「お勉強はしたけど私も実際にこの話し方を
した事はないし見せる機会もないんだけどね」
syp『いつか来るかも分からない未来に向けての
練習だった…ってコトで』
「そうだね…」
syp『…で、何処行きたいんですか？』
「あれ…バレちゃってた？
…実は図書室に行きたいんだけど…」
syp『じゃあ行きましょうか』
「お願いします」
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作者名：なつき | 作成日時：2022年12月10日 0時
