十七人目の弟 ページ17
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「うん、まずは…マナーかな……
…チーノ外交に行った事はある？」
ci『外交なら何度かありますよ』
「よかった挨拶や話す時のマナーは外交と同じで
あとは…＿＿＿」
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「＿＿…うん、大丈夫コレで完璧だね」
ci『やった!!ありがとうございます！』
「どういたしまして…次は潜入の時の一般兵の真似
…かな？」
ci『はい、そうですね』
(一般兵…チーノは幹部だから動きも変わる…
パーティの参加者はお偉いさん達だから逆に
見慣れない一般兵の動きに違和感を覚えちゃう
といけない……)
「チーノ」
ci『なんですか？』
「０から自分で架空の一般兵を創り上げようか
思想、表情、髪型、姿勢、声、歩き方…全部創る
…自分で創って自分で成る」
ci『自分で創って自分で成る…』
「そう…＿＿」
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「コレで、創った一般兵の事はチーノが1番
知ってるよね…？」
(創った子はただの城下町産まれ…幼き頃助けて
もらった軍の人間に憧れ誰にも負けないような
国を守りたいと言う熱意のある真面目で優しい子
…そんな設定)
ci『…表情は…＿＿＿』
(憧れだったお仕事に緊張と喜びの感情感情…ソレ
に1番近いものをチーノの中から引き出す…
引き出したまま…)
ci『…髪型…姿勢…＿＿＿』
(髪型は会場に合ったキッチリしたものでこの子
の真面目さを…姿勢はお仕事でこの子がどれだけ
熱意を持っていて真剣なのか分かるように………
本の挿絵のような完璧なカッコいい人間、軍人を
目指すこの子がするのは…)
ci『…声…＿＿＿』
(自分の産まれ育った大好きな国と大切な国民…
その人たちの大事なパーティで警備の役割もある
中、自分は参加者と言う部類でもあった…そして
参加者の大切な国民の笑顔を間近で見れたこの子
はとても嬉しくて優しい気持ちにもなれるから
声は…)
ci『…歩き方…＿＿＿』
(真面目で優しい子だから他の人が不愉快に
ならない様に落ち着いている…だけどその中でも
彼の守りたい大切にしたいという熱い気持ちも
あるから大きく歩く…でも優しさと真面目さで
歩き方は美しくも見えて…)
「…完璧……チーノ」
ci『！……な、何か違う人間になった気分やった…
…ぁ、A姉さん！どうやった!?今の！』
「うん、いいと思うよ…ソレが本番でできれば
グルッペン達でも気づかないぐらいかも」
ci『よかったぁぁあ!!…』
「お疲れ様チーノ」
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作者名：なつき | 作成日時：2022年12月10日 0時
