一人目の弟 ページ1
—
—
「＿＿…あ、もうこんな時間…行こう…っと」
―
「…失礼します」
『どうぞ』
「おはよう、グルッペンにトントン君」
gr『Aさんだったのか』
tn『おはようございますAさん』
「えっと、トントン君に用事なんだけど…」
tn『食堂の場所ですよね』
「うん、連れて行ってほしいんだけど…お仕事
してたかな？」
tn『大丈夫ですよ今から向かう所だったので
行きましょうか』
「ありがとうトントン君」
gr『二人とも先に行っていてほしいんだゾ
もう少しかかりそうなんだ』
tn『ん、わかったわ時間までには来いよ』
「先に行ってるね」
gr『わかった』
―
「トントン君ありがとう、お陰で時間より早く
着いたよ」
tn『いえ大丈夫ですよ時間までに来ようと
しとる所が凄いです』
「時間通りに来るのは普通なんだけどね…ココ
ではそうじゃない人が多いもんね」
tn『本当に…アイツらは間に合わそうとする
気持ちすらないから…』
「大変だね…あ、ご飯取りに行こうか」
tn『そうですね行きましょうか』
―
(場所を覚えたりして慣れるのにはもう少し時間
かかりそうだなぁ…アレからだいぶたつなぁ…)
〜
〜
「今日も皆忙しそうだなぁ…私もなにか手伝い
たいんだけど…」
(私がいた国は近隣の国と戦争中で城内はずっと
軍人たちが慌ただしくあちらこちらを駆け回る
そんな状態が続いていた
私はお城から少し離れた所にある小屋に一人隠れ
て本を読んでいた軍人でも天才でもない私ができ
る事はなく大人しくしている事が1番周りには迷
惑がかからない為手伝いたくても何もできない状
態で小屋の中を歩き回ったり本を読んだりする
その繰り返しだった)
『A』
「…」
『…流石、しっかりしてるじゃん』
「ありがとう…ソッチは大丈夫？」
『うん、大丈夫だよ』
「そっか、なら良かった」
(この子は私の弟で国のトップにたっている優秀
で賢くて私の自慢なのだ
護衛をつけているとはいえ安全なお城から離れた
この小屋に来ては毎日私の体調と安否を確認しに
来る優しくていい子だ
そんな弟が頑張っているからこそ私も何か役に
立ちたかった)
「…ねぇ、私にも何かt『お二人とも敵がこちらへ
攻めてきているようです!!避難しましょう!!』え
そ、そんな…ど、どうしよう」
『ﾁｯ…バレたか…A逃げて
俺の護衛、半分つけるから』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なつき | 作成日時：2022年12月10日 0時
