②夢より原作優先で軌道修正始めます【wrwrd】【ら運営】 (ページ22)

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質問の嵐ページ22

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歳下とはいえ病院にいた頃とは違い接しているのは
高校生にもなる1つしか歳の変わらない男の子

小児科の子供や祖父のお見舞いにやってくる孫とは
違って大きいため接し方が分からないのだ

それに病院で子供と接する時もゲームを話題に
していたせいで今では何の役にもたたない

歳下＋推し＋よく喋る＝避けたい
避けたい人の条件が現状MAXに揃っているのだ

ci『結局Aさんって誰の彼女ですか？』
「誰の彼女でもないよ…ただのクラスメイト…」
shp『コネシマさんと喋れる女の人珍しいですね』
「私もビックリしてる…」
ci『…大先生とデートしたことは？』
「ないよ、連絡先もつい最近知ったばっかりで…」
shp『候補か？』
ci『手出すの遅ない？』

壁と二人に挟まれて泣く泣くお昼を食べていれば
話していた通りに質問が飛んでくる

縮こまってパンを食べながら次々飛んでくる質問に
大人しく答える

しばらく質問攻めにあったあと二人は小さな声で
話し始めるが聞こえているしだいぶ失礼である

大先生の扱いはゲーム通りすぎて
哀れにすら思えてきた

ci『Aさん
もし大先生に告られたら付き合います？』
「えっと、…い、今は色々忙しいし…断るかなぁ…」
shp『お前今日その話ばっかやな』
ci『大先生が彼女おらんくなってから暇やねん
だからといって俺らもそんな話ないし』
shp『お前あおいさ、…__』
ci『いや、可愛いなとは思うけど…!!…__』

再び飛んでくる桃色の質問に
困惑しながらも一応答えておく

推しと最推しをくっつけようとしている最中に
そんな事考えられないなとは少しだけ思った

そんなifが現実になったとしたらその時はきっと
軌道修正が失敗したか成功したかのどちらかで
同時進行にはならないだろうと思う

そんな事を考えていればジトッとチーノを見つめる
ショッピくんが不思議そうに言い放つ

サラッとチーノの言った“彼女のいない大先生”に
少し驚いた

が驚いている暇は無くもしかしたらもしかすると
ルート分岐はチーノでもいいかもしれない

今更だがあおいちゃんは誰かに好意を寄せていたり
するのだろうかと少し気になる

結局は本人の意思が1番なのだから

ci『Aさん、誰かの浮ついた話ありません!?』
shp『ネタになりそうなヤツで』
「えぇ…？」

それにしてもこの地獄のランチタイムは
もう少し続きそうです