②夢より原作優先で軌道修正始めます【wrwrd】【ら運営】 (ページ11)

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友達ページ11

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「速かったなぁ、コネシマさん…」
『でも、Aちゃん凄くカッコ良かったよ！』
rd『ア゙ー…疲れたァ…』
kyo『Aマジで足速いな』

結果として勝ったのはコネシマ

砂埃のあとフラッグを手に持っていたのは三人

外野から手元は見えず唯一見えた可能性のある審判の
緑君の判断で見事1位に輝いたのだ

らっだぁはめちゃくちゃ悔しがっていたが
私としては二人のうちどちらかが勝ってくれれば
何でも良かったのでホッとしている

それに“お疲れさま”と駆け寄ってきたあおいちゃん
の可愛さだけで決勝まで残った甲斐があった

そしてコンちゃんやレウさん、きょーさん達も
称えてくれたので大満足だ

『大先生から聞いたん？“コネシマ”って』
「エッ…あ、ご、ごめんなさい…勝手に…！」
kn『いや別にええよ好きに呼んで
俺もAって呼ぶわ』
「あ、ありがとうございます…」
tn『あ、Aさん僕もいいですか』
「アッ、ハイ…」

フラッグを返しにいった大先生とシャオロンを待つ間
各々自由に喋っているので私は端であおいちゃんと
喋っていた

しかし背後から元気な声が聞こえてきて
ヒュッと喉がなる

私達の話を聞いていたのかコネシマが聞いてくる

焦っていればニカッと笑顔になって笑ってくれる
そしてどこから現れたかトントンも言ってくる

皆押しが強いなと思っていればあおいちゃんが
ポカンとした顔をしているのに気づく

「あおいちゃん？」
『あ、ごめんね…二人とも
お友達になりたかったんだな、って』
「友達になりたい、…わけじゃないと思うけど…」
『そうかな…でも、1番にお友達になったのは
私だからね』
「う、うん…」

ハッと動き出すあおいちゃんは
どことなく不貞腐れた様子

“可愛い”としか言い様がないのだが
伝えられるわけもなくキュッと縮こまる

rd『え、A俺じゃないの？』
kyo『おーおー堂々と浮気か』
ut『最初の男は俺やろ』
(いつのまにか帰ってきてるし)
『女の子の方がいいよね』
「ち、近いデス…アッ顔良…」

嬉しそうに手を握ってくる正面のあおいちゃん

両隣から現れる圧の強いきょーさんとらっだぁ

いつの間にか戻ってきた決め顔の大先生

外野で珍しい物でも見るように助けてくれない6人

元凶のコネシマも大口開けて笑っている

穴が合ったら隠れたい
キャパオーバーで3度目の鼻血を見ることになる