罪悪感と安心感 ページ41
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前回のあらすじ
推し達のストーカーをするか否か苦悩していた私
そんな私に攻略対象である緑君が訪ねてきて…!?
(…目が合わない、目が泳いでる…可愛い…!!)
md『ｧﾉ,…ラダオ君達がお昼食べよう…ッテ…』
「あ、はい是非…
…あ、私一緒にいても大丈夫ですか？」
md『エッ,…ｱ…ｩン…』
「…教えに来てくれてありがとうございます…
みどりく、…緑川さん、…」
内心“はわわ…”となっているのを抑えて
できるだけ笑顔で緑君からの次の言葉を待つ
目をグルグル泳がせたあと少し汗をかきながらも
一生懸命伝言を伝えてくれた緑君に心が暖かくなる
一応返事はしたものの“緑君は嫌かな”なんて心配が
出てきて結局緑君を困らせる質問をしてしまう
困った様子の緑君に“やっぱり困らせた”と同時に
“無理して返事させた”と2つ目の後悔が重なる
罪悪感と後悔に内心ため息をついてから
お礼を伝えるも危うく“緑君”と呼びかけて言い直す
「…らっだぁ達の教室、行きますか？」
md『…ウン』
(何で困るって分かってるのに言ったんだろう…)
md『…＿』
(ただ皆と…＿)
もう一度軽く笑顔を浮かべて緑君に問い掛ける
小さな声で返事が聞こえたと思えば緑君はすでに
スマホや財布などの貴重品をすぐ横の机から
取り出している最中だった
それを見て慌てて私もお母さんからのお弁当と
飲み物とスマホを鞄の中から取り出した
―
「ご、ごめん…言われるまで気づかなかった」
『大丈夫だ、って…そもそもA授業中にスマホ
見なさそうだし、俺の連絡するタイミングが
悪かっただけだから』
『授業中にスマホ触るんが悪いわ』
md『ソーダゾ』
『緑君も返事してるけど…』
『俺も気付かなかったなぁ…』
コンプリートしたかと思えばすぐ集結しちゃったよ
最初にらっだぁときょーさんを迎えにいったら
“通知鳴らなかった？大丈夫だった？”とらっだぁに
言われてしまった
何の事かわからなくてスマホを開けば授業中に
“お昼一緒に食べない？”とメッセージが来ていた
その後レウさんとコンちゃんを迎えに行きながら
話を聞けば返信がこなかったのでらっだぁが緑君に
伝言を頼んでいたらしい
申し訳なくなって謝れば笑っているらっだぁに
正論で殴るきょーさん
便乗した緑君とツッコむレウさんに
同じ状況のコンちゃん
それぞれ違う皆に何故か安心してしまった
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作者名：あおい | 作成日時：2023年9月17日 20時
