本命の ページ9
ーーーー
「うーん......」
「まダ決まラなイのカ？」
「も、もうちょっと待って下さい！」
持っていく道具等は全部買い終わったので、別の店に二人で本命の水着を買いに来ている。こんな異世界にトリップしてきていても、やはり買い物は楽しくなってしまう。本命の水着選びととなったら尚更だ。
それにしても、ワンピースかハイネックどっちにしよう......あ、でもタンキニも可愛いし......
「......俺、ちょっト他ノ水着を見てクる」
「あ、はい......すみません」
「いヤ、別にイい」
そう言うとエラーさんは奥の方へと向かっていった。私が悩んでいる内にとっくに買う水着を決めていて、更には会計を先に済ませているエラーさんには本当に申し訳ない。流石にこれ以上は時間を掛けられないと思い、比較的サイズの合いそうなワンピースを手に取った。
「よし、とりあえずこれでいいかな」
試着も済ませてから、会計を済ませる。水着なんて自分で買った事は今まで一度も無かったので、試着が可能な事を聞いて驚いた。どうやら下着を着ているなら水着でも大丈夫らしい。
「まぁ、普通に考えたらそうだよね......」
独り言を呟きながらエラーさんを探していると、店の奥にエラーさんの後ろ姿が見えた。やっと見つけたと思って彼に近付くと、どうやら誰かと話しているみたいだった。
誰と話してるんだろう？店員かな？
そう思いながら近付くと、良く見知った人物がそこに居た。
ーーーー
「ハァ.......」
店内にあるソファに座ると同時に、小さくため息をつく。
他の奴と一緒に買い物に来たのなんていつぶりだろうか。こういう店は俺の嫌いな、いろんな色が満ち溢れていてカラフルな場所そのものだ、それなのに今日は自分から買い物に誘うなんて、今日の俺は色々とどうかしているのかもしれない。
「.......Aと来タかラカ？」
Aの名を声に出してみて、自分がどう思っているのかを確かめる。
人間自体俺は嫌いとまではいかないが、苦手な存在だ。そうであった筈なのに、何故かAに対してはそうは思わない。いつも以上に俺の思考は
少しばかり、考えるのが疲れたので俺はもう一度深く座り直し、ソファの背もたれに背中を付けた。
「あれ、随分とお疲れみたいじゃん」
突然聞き慣れた声がして、後ろを振り向くとそこにはキラーが立っていた。
「やっほー、エラー！」
ーーー
次に続く
終わり
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しろねこ(プロフ) - チョコチッップ大好きさん» お大事に......！ (2022年6月23日 19時) (
レス) id: 246245c1f4 (このIDを非表示/違反報告)
チョコチッップ大好き - 大丈夫ですよ、僕達も学校やら仕事やらで忙しくて占つくこれないときあるし、←尚私は風邪をひいている 学校だれか破壊してくれ… (2022年6月22日 17時) (レス) id: 82b679864c (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - 待ってくれていた方々には大変お待たせしてしまい申し訳ございませんいませんでした...... (2022年6月21日 11時) (レス) id: 8a09d7ffba (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - ｯｽ......この作品の作者です......長らく失踪してました......最近リアルが落ち着いてきましたので、今から少しずつ投稿していきたいと思います...... (2022年6月21日 11時) (レス) id: 8a09d7ffba (このIDを非表示/違反報告)
AT・AUサンズ大好き！ - もう、書かないのですか？💦😭 (2022年6月13日 23時) (レス) @page8 id: cdc6449edb (このIDを非表示/違反報告)
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