【第一章】夢主が闇AUの癒し枠になる話【UndertaleAU】

罪悪感 ページ29

私が諦めて再び声掛けをすると次の瞬間彼が勢い良く起き上がった。私は突然の事に驚いて起き上がった彼とぶつかってしまう。


ﾎﾗｰ「....って大丈夫かA？」


彼の頭にぶつかり私は地面に倒れる。幸い驚いただけでそこまで痛くはなかった。


A「大丈夫.....です。それよりご飯出来てますよ.....」


ﾎﾗｰ「分かった、今すぐ行くぜ」


そう言うと彼はノリノリで部屋を出て行った。起こしに行くだけでここまで大変なのは予想外だった。昨日もクロスが少し遅いな、とは思っていたがこんな事が毎朝あるとは。私は先が思いやられつつも最後のエラーさんの部屋に向かった。


エラーさんの部屋は1番端っこの角部屋だ。私も部屋はなるべく角部屋が良いな、なんて贅沢を言うがまず部屋を作ってもらうだけで感謝するべきだろう。そして私はエラーさんの部屋をノックするが、やはり返事は無かった。


A「やっぱりか。仕方無い、入るか」


こうも簡単に他人の部屋に立ち入るのは罪悪感がある。逆に私だったらあまり見られたくはないな、そう思いつつもエラーさんの部屋に入ると想像通り部屋の至る所に青い糸が捨てられていた。そしてテーブルには彼の好きなお裁縫....と大量の板チョコ。あれは私が昨日沢山買った板チョコだろう。


A「エラーさん、朝ご飯出来ましたよ！」


彼に声を掛けても目覚めない。闇AUのメンバーは何故こうも深い眠りに入る人が多いのだろうか？いや、彼らも昨日任務で疲れているからか。

私は彼が起きないので仕方無く体を揺らして起こそうとすると、彼が徐々にまるでうめき声の様な声を上げて目が覚める。


ｴﾗｰ「ア......？って、何触っテんダ！？」

接触恐怖症→←モンスター

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す