【第一章】夢主が闇AUの癒し枠になる話【UndertaleAU】

危ないポータル ページ3

.....え？


今こいつ日本語喋った？明らかに人間じゃ無いよね？もしかして会話できる？


A「えっと......人間.....ですか？」


??「どうやらその様子だと、この世界の住民じゃないようだな」


質問を無視されそいつは何だかよく分からない事を言い出した。

....え？こいつ厨二病？


??「お前今失礼な事考えただろ」


えええ！？バレてる！？もしかしてエスパー！？


A「な、なんで分かるの....？」


??「言っておくが俺は感情を読み取る事が出来る。ポジティブやネガティブで大体考えてることは分かるぞ」


ポジティブ....？ネガティブ....？
おそらく落ち込んでいるか、テンションが高いかが分かるって事だよね。


A「私.....気付いたらここら辺に居て.....」


私がそう言うとそいつは何か考える様なポーズをする。


.....アニメとかではあるけど考えてる時にそんなポーズする人始めて見たわ。あ、でもこいつ人じゃないか。ただの厨二病だわ。


??「おい」


A「はいぃぃ！！」


また感情を読まれたのかと思って焦る。今度は流石に怒られるかと思ったがそいつは別の話だった。


??「.....行く所無いんだよな？」


A「そうだけど......？」


??「じゃあ俺に着いて来い」


そいつはそう言うと私に背を向け歩き始めた。

え、何処行く気なの！？まさかこのまま本当に誘拐される！？


??「来たくなきゃ別に良い」


そいつは立ち止まって私を見る。私は少し考えてここに居てもしょうが無いし着いていく事にする。


A「まぁ、ここに居ても仕方ないし.....いいよ」


??「じゃあ早く来い」


なんか偉っそうな奴だな.....まぁ着いていくんだけど。


−−−−−−

暫く歩くと、何やらゲームで出てきそうなポータルの様な物があった。


??「これに入れ」


......は？こいつ正気か？
何この入ったら異世界に飛ばされそうなポータル。絶対入ったらヤバそう.....


A「本気で言ってます？」


??「別に死にはしない」


名前も知らない奴の言う事信じるのはどうかと思うが、今の私には従うしかないと思ってポータルに飛び込む。


A「神様....！どうか安全な場所であります様に！」


私は神頼みをしながら入ると、出た先は人の気配の無い建物の前に飛ばされた。そして後ろのポータルからあいつも出てくる。


A「ここは.....？」


??「俺らの拠点だ」


え.... ？俺らの拠点って...


??「ナイトメア、帰ったカ。......っテ人間！？」

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