【第一章】夢主が闇AUの癒し枠になる話【UndertaleAU】 (ページ24)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:63,553 hit

スクランブルエッグページ24

周りを見てみると時刻は朝の7時を指しており周りは明るくなっていた。

ﾎﾗｰ「飯」

ホラーさんがその1単語を言っただけで何が言いたいのか分かった。飯を作れとの事らしい。

A「はい.....今作ります」

私が呂律の回っていない口で言うとホラーさんは飯を作ってもらうのがそんなに嬉しいのか喜んでくれた。

私はキッチンに行くと寝起きの頭で考える。昨日の出来事は夢では無かったのか、逆に夢だとしたら内容が濃すぎるか。そして今はそんな事よりも何を作るか考えよう。

A「えっと、卵に塩......スクランブルエッグかな？」

いくつか食材はあったが簡単な物を作るとしたらスクランブルエッグが1番良いと思った。

A「ん....？これは、こっちの方が良いな！」

私はある食材を見つけて料理を変える。と言ってもスクランブルエッグを作る事には変わらないのだが。私は料理を作ってホラーさんが座っている椅子の前のテーブルに料理を置いた。

ﾎﾗｰ「これ、お前が作ったのか？」

A「はい、クロスもまだ起きてなかったので私1人で作りました」

私がそう言うとホラーさんが料理を食べる。するととても幸せそうな顔をして言った。

ﾎﾗｰ「美味い......」

ホラーさんはどうやら料理を食べてあまりの美味さに驚いたのだと言う。私の作った料理はたまたま見つけた食パンにマヨネーズを掛けたスクランブルエッグを挟んだ簡単な料理だ。

A「ありがとうございます！最初はただのスクランブルエッグにしようとしたんですがホラーさんは良く食べるしもっとボリュームがあった方がいいと思ってパンに挟みました」

私が長々と自分の作った料理を解説しているとホラーさんはとても早いスピードで料理を平らげた。

ﾎﾗｰ「凄いなお前、こんなに美味いパン初めて食べたぜ」

何故だかとても褒めてくれる。クロスに聞くとホラーさんは普段クロスの料理と人肉しか食べていないようだった。クロスの料理は良いが、人肉を食べていると味覚もバグってるのだろう。私程度の料理でこんなに褒めてくれるのならプロのシェフの料理を食べたらどんな反応するのだろうか気になる。

A「そんな、全然ですよ！クロスには劣ります」

ﾎﾗｰ「へへ、謙虚だな。クロスのも美味いが、お前はもっと美味かったぜ？また食わせてくれよな」

A「はい！」

自分の部屋に行くホラーさんの背中を見ながらここまで褒められたのは初めてなので結構嬉しな、なんて思う。