第24話 内緒の話？ ページ27
Aside
「じゃあ、テスト前日の11時半な」
答案を盗む日程も決まって、少し楽しみに思う自分がいる。
だって、夜の学校に忍び込むなんて楽しそう！
ワクワクしている私にじゅんぺい先輩が心配そうに聞く。
「11時半なんて遅い時間に出てこれるの？親心配しない？」
そんな事まで気にしてくれるんだ……
やっぱり皆優しいな。
家族といる時みたいに胸が温かくなる。
「大丈夫ですよ！私一人暮らしなので」
にっこり微笑みながら言うと、皆が驚いた様に
こっちを見た。
え、私変な事言ったかな？
「……一人暮らし？」
「え……？はい」
「ちょっと待ってて」
じゅんぺい先輩にそう言われたかと思うと、私以外の皆がコソコソ相談しあっている。
何話してるんだろ？でも、一人暮らしってそんなに珍しい？
「え！俺っすか？」
卓巳くんが大きな声を上げて立ち上がる。
それをほかの先輩達がまた座らせる。
そうしてしばらく話した後。
すーちゃんがすごくニコニコしながら、こっちに来た。
「ねえ、Aちゃん」
「どうしたの？何の話してたの？」
すーちゃんはその質問には答えず、後ろで何故か
赤面している卓巳くんの方を向いた。
「卓ちゃん、話があるんだって」
話？なんだろ、さっきコソコソ話してたことに関係あるのかな。
「卓巳くん、話って何？」
「えーっと、それはその……」
赤面して俯く卓巳くんに、サイハ先輩がチッと
舌打ちする。
「ったく、これだからチェリーは……さっさと言えよ、じゃねぇと殺す」
「わかりましたよ..」
意を決したように、卓巳くんが息を吸い込む。
「あのさ……」
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まりも(プロフ) - 時雨 都さん» ありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくです！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2016年9月14日 20時) (
レス) id: 7ccd4d3623 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 都(プロフ) - 面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年9月14日 19時) (レス) id: cd89bf99bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりも | 作成日時：2016年8月9日 16時
