捨てられ少女は北のヤンキーに拾われました。【実況者】

16story ページ16

「あ〜、清川さん？あれがごめんなさいねぇ、迷惑かけたみたいで」

『…あれ？』
「やだっ、私ったら名前も忘れちゃったわ、あんなのどうでもよかったから」
『…』

「今から迎えに行くわ、貴方のお家はどこ？」

『…こなくていいっすよ』
「は？」

『やっぱ、あんたみたいなのんとこにAは返せねぇんで』

「だれよAって」
『AはAです。そちらの言い方だとあの子はもういらないんですよね？』
「あんなゴミ、いらないに決まってるじゃない」


『じゃあ、俺にください』

「は！？」
『Aを俺に全部ください。俺が育てます。』

「あなたなに言ってるの？赤の他人の子供なんて育てられるわけ…」
『いいですよね？』

「…いいわよ、でもきっといつか後悔するわ」

『ありがとうございます。おばさん』
「お、おばさんって」

『あ、クソババアのほうがよかったっすか？w』
「な、なによ！」
『じゃ、そーゆーことなんで』

「いいわ、あなたになにもかもあげるわ！そして後悔なさい！」
『へいへーい。じゃー失礼しまぁす』

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