それ以上近づかないで下さい。

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ジョングクくんは私を再びじっと見つめた後に地面に視線を移す




「でも、ジョングクくんだって彼女作る目的できたんじゃないの？」

「違う、俺はヒョンに無理やり連れてこられた
それに好きな人がいるから、彼女なんていらない」

「す、好きな人いるんだ……」

「うん、だからその子以外には興味ない」





やっぱりなと思いつつ、少し胸が痛む

でもそれなのにどうして私に絡んでくるの？
また私のことをいじめようとしてくるとか…？




「私家に帰るね」




ベンチから立ち上がると、腕をひかれ再び腰をかけてしまう




「だからさっきのパンケーキって何？」


このままだと理由を話さない限りずっと拘束されそう…


そのためパンケーキでつられて参加したことを話す


「…こういうことです」


「ふうん、友達からパンケーキで釣られたんでしょ？」

「うん…」

「じゃあ、おいで
今日は俺が代わりに連れて行ってあげる」

「え！大丈夫！今度友達に連れて行ってもらうから」

「いいから行こ」




ジョングクくんは私の手を引き、歩き出す




「ちょ、ちょっと待って！」

「何？」

「私行かない」

「なんで？」

「だって、私ジョングクくんのこと怖いもん…」

ジョングクくんは立ち止まると私の方に振り返る




「やっぱりまだ怖い？」

「う、うん」

「ごめん…
でも、どうしてもAと距離を縮めたい」




「どうして…？」




恐る恐る聞いてみる
もしかしたら自分の傷つくような返答が返ってくるかもしれないから




「今はまだ言わない」

「…やっぱり今日は帰るね」

「待って！
お願いだから！！」




その後、今日だけでもいいからと何度もいうジョングク君に根負けしてしまいパンケーキ屋さんに行くことに

食べてすぐ帰ると何度も自分に言い聞かせる

パンケーキ屋さんに向かう途中聞こえてくる周りの声

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