灰谷兄弟の姉3 (ページ36)

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ビデオページ36

「はあ…疲れた…」

今日は学校がいつもより早く終わった

それは良かったんだけど朝から苦手な体育や嫌いな授業ばかりでなんだかいつも以上に疲れた気がする

蘭と竜胆の靴はあるから、どうやら家にはいるみたい

2人には言ってないから早く帰ってきて驚くんだろうな

部屋の中に入ろうとすると、何だか扉の向こう側から声が聞こえてきた

「あんっ！あぁ！！」

蘭「竜胆はこういう女タイプでしょ？
色白で清楚そうな感じ」

竜胆「まあ、別に悪くない
兄貴は胸がデカければいいんだろ」

蘭「違う、顔と胸が良くなきゃダメ
じゃないと抱けない」

女性の喘ぎ声と共に2人の会話が聞こえてくる
どうやらいやらしいビデオを見ているよう

竜胆「今出てるのも結構悪くねえじゃん
兄貴のタイプぽい」

蘭「確かになあ、俺は断然年上がタイプだし六本木のそこらへん探せば遊んでそうだよな
今度見つけたら誘ってみるか」

竜胆「でも何かこの出てる人Aにちょっと似てね？」

蘭「あ？似てないだろ
あいつにここまで色気ない
やっぱ女は年上で色気があった方がいいんだよ」

2人の笑い声が聞こえてくる

2人してそんなビデオを見ていることも気に入らないし、何だか自分の悪口を言われたような気がしてショックを受ける…

たしかに六本木で歩いてるようなお姉さんの色気は全くないし、それに比べたらちんちくりんかもしれないけど！

何だか怒りが湧いてくる

私が扉を開けると、2人の視線がこっちに向く

すると焦った様子でリモコンを探し出す

竜胆はリモコンを見つけて、慌ててテレビを消そうとしたみたいだけど慌てて押し間違えたようでその音量が逆に大きくなって音が部屋に響く

女の人の喘ぎ声が部屋中に響いてる

「…ただいま」

蘭「あの…A？
もしかして聞いてた…？」

蘭は苦笑いを浮かべて、立ち上がって私の元にくるけどその手を払う

「へえ、この人が私に似てる人なんだあ」

私は大きいテレビの前に立ち、その人の顔と体をじっくりみる