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鶴蝶「あ?めんどくせえやつからだ」


カクちゃんは着信の来た相手を見ると顔を歪めて電話に出る


鶴蝶「なんだよ、あ?」



なんの電話してるんだろう…

カクちゃんはしばらく話すとため息をついて電話を切った


鶴蝶「これからちょっと外に出る」


「え?!どこに行っちゃうの??」


鶴蝶「すぐ用事済ませて戻ってくる
イザナわかってると思うけど手出すなよ」


イザナ「さっさと行けよ」




カクちゃんはまたため息をつくと部屋を出ていった

部屋にシンとした空気が流れる

イザナ君と2人きりになる機会なんてほとんどなかったから何だか緊張してくる


イザナ「A緊張しなくていいから
おいで」


イザナ君は手を引いて私を膝の間に座らせると後ろから強く抱きしめ首筋あたりに顔を埋める


そのときイザナ君の髪の毛が首筋にあたり何だかくすぐったい



「い、イザナ君
くすぐったい」



思わず笑ってしまうとイザナ君がその顔をじっと見つめて微笑む


イザナ「やっぱ可愛い
俺は孤児院で初めてAと会った時衝撃を受けたよ」



「え?衝撃?」


イザナ「天使かと思って衝撃受けた
この世に存在したんだって」



冗談かと思って思わず笑うとイザナ君に横から頬にキスをされる


イザナ「俺は本気なのに笑うな」


脇に手を挟まれくすぐられる


「きゃっ!くすぐったいから」


身を捩り抜け出そうとするもイザナ君ががっしり掴んで離さない


「も、もうだめっ
離してっ」


やっとイザナ君のくすぐるが止まり私は笑いすぎて呼吸が乱れる



イザナ「まだ終わってないけど?」


「え?」


イザナ「さっきあの店で構ってって言ってたよね?」


イザナ君は私を立ち上がらせると、後ろから私を抱き上げる



「え?な、何?!」


そのままソファの上にゆっくり降ろされてその上にイザナ君が覆い被さる




「ちょ、ちょっとイザナ君?」

イザナ君「…」


イザナ君が顔を近づけた瞬間部屋の扉を勢いよく開く音が聞こえた



「あ!カクちゃんおかえっ…」

「お前まじで何やってんの?」


イザナ「ああ、最悪
やっかいな奴がきた…」

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雫💧 - 初めて見ました!好きになりました‼ (2022年2月3日 20時) (レス) @page30 id: c3b7ba129a (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - なんか、もう、あのー、言葉で表せれないくらい好きです!続き、、楽しみにしてます! (2021年9月10日 23時) (レス) id: ff84671d12 (このIDを非表示/違反報告)
きやーきやーきやー - 頑張って下さいね!待ってます! (2021年8月23日 11時) (レス) id: 1d657a3e35 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - 投稿、頑張ってくださいね! (2021年8月17日 10時) (レス) id: 280e534706 (このIDを非表示/違反報告)
ガムテープ(主食)(プロフ) - 好き…(^^) (2021年8月15日 17時) (レス) id: 7acb83f600 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年7月1日 22時

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