灰谷兄弟の姉3 (ページ3)

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「んっ」

頭を撫でて今度は唇にキスをされる

蘭「お前ら俺の目の前でいちゃつくな
イラつく」

竜胆「兄貴早く開けてやれよ」

蘭「おう、じゃあA開けるから
準備オッケー？」

「りん、手握ってっ」

竜胆「もう痛いほど握られてんだけど」

「…」

蘭「だからいいかどうか聞いてんすけど！」

私の耳を引っ張ってわざとらしく耳元にでかい声で言う

「オッケー…」

竜胆「じゃあ、開ける場所決めっから」

蘭「お前どこらへんがいいの？」

「蘭とりんと同じ場所」

蘭「お前さっきから可愛いかよ」

私の髪の毛を耳にかけて話しかけるため、その息が話すたびに耳にかかって体がぴくっと動く

蘭「Aちゃん、感じてんの？」

耳元で色っぽい恋を出すからやめてほしい

「違うっ！！」

蘭「じゃあ、開けるから」

「え！もう！？」

蘭「冷やしたりとかすんのも面倒くさいだろ」

竜胆「じゃあ、これで感覚麻痺させればいいじゃね？」

すると竜胆は一気に距離を縮めて私の耳を舐め始めた

「ひゃっ、りんっ」

ピチャピチャと水音が耳に響き渡り、体の温度が一気に上がる

竜胆「どう感覚麻痺った？」

耳と唇の間がゼロ距離の状態で囁かれて、さらに熱が上がった

再び私の髪を耳元にかけるともう片方の耳も舐め始めた

「りっりんっ！だ、め」

蘭「俺はいつまでこの光景見せられるわけ」

蘭はイラついた顔で私と竜胆を引き離す

蘭「じゃあ開けっから
開ける場所はここら辺？」

蘭は近くに置いてあった鏡を私に見せて位置を確認する

いざあけるとなったらやっぱり緊張してきた

「開ける時、開けるよって言って…！」

蘭「わかってる」

「いきなり開けるとか意地悪したら嫌いになるからね」

蘭「だから大丈夫って言ってんだろ」

蘭は私の耳に手を添える
ついに開くのかと持ったら緊張で目の端からは涙が垂れる

それを前から竜胆が親指で拭い、目元にキスをした

竜胆「兄貴、こいつ泣いてんだけど」

「泣いてない」

蘭「一旦落ち着け」

2人から必死に顔を背け何とか誤魔化す
蘭も後ろから優しく頭を撫でてくれる