灰谷兄弟の姉3

合 ページ17

今日は久々に友達と出かけられる日


何だかウキウキしてお気に入りの服と少しだけメイクをした


待ち合わせ場所に行くとすでに友達はいた


「ごめんね、お待たせ！」

「あ、Aきたきた！」

「何か今日いつもより可愛いね」

「え？そうかな！ありがとう！」


2人の友達はニヤニヤしながら私を見る



「どうかしたの？」

「いや、Aはやっぱり可愛いなって」

「え？？」


何だかいつもと様子の違う2人に対して、不思議に思いながらも2人が行きたい場所があるというのでついていく


「今日は何する予定？
やっぱりショッピング？？それともたまにはスイーツ食べ放題とか？」


楽しみな感情が抑えられなくて言葉にもその感じが出てしまう


「まあまあ、楽しみにしてなさいって」

「うん！なんだろう？」




友達は私の腕を組む



しばらく歩くとついた先は少しおしゃれなご飯屋さん




「え！今日はここでご飯食べるの？」

「うんうん、でもちょっと待っててね」

「え？すぐ中に入らないの？」
　

「ちょっとね…」


友達は濁すような返事をして、周りをキョロキョロ見る

なんか様子が変だと思いつつも友達話しながら何かを待つ



「あ、来たきた！ここです！」

「え？？」


友達が手を振った先を見てみると、そこには知らない男の人が3人いる


「え、この人たち誰？？」

友達に耳打ちしながら話すと




「今日のお相手でーーす！」

「え？！ちょっと待って？？
男の人いるなんて聞いてない！！」


「だって言ってないもーん」



友達はふざけた口調でいうけど私は今それどころじゃない



男の人と遊んでたなんて兄弟に何をされるかわからない


「ごめん！私用事思い出した帰る！！」

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