灰谷兄弟の姉3

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竜胆「それよりお前だろ
ああいう時はすぐ逃げんの」


竜胆は私の頭を乱暴に撫でる



蘭「さて、水着姿のAちゃんはどうしようかなあ」


蘭は私の目の前で座り込み下から私を見上げる



蘭「なんかここから眺めんのえっろ」


「蘭やめてよ、恥ずかしい」


竜胆「今更恥ずかしがることなんてあんの？」



「あ、あるよ」


何だか恥ずかしくてもじもじしていると






蘭「じゃあ今から本気出すか」

竜胆「よしきた」




竜胆は私を肩に担いで走り出すと、蘭もその後をついてくる




「な、何？！きゃっ！！」





竜胆はいつの間に片手に浮き輪を持って私を海辺の方へと連れていくと、そのまま海の中にゆっくり降ろした


そして頭上から浮き輪を被せる





竜胆「Aガキくせえな」


「どうせ、ガキだもん」




笑いながらこっちを見てくるため竜胆から目を逸らして、頬を膨らませると後からきた蘭がその頬を後ろから包み込む


蘭「また不機嫌になってんの？」


「またじゃない」


竜胆「これからさっきまで遊べなかった分楽しむんだろ？」


「うん！！」



竜胆「でも、俺たちもずっと楽しみ我慢してたんだけど？？」


「え？2人の楽しみ？」


蘭「そう、まずはさ俺らの楽しみにしてたことに付き合ってくんね？」


え？もしかしてさっきやろうとしてたサーフィンとか！？


「うん！やりたい！！」


蘭「じゃあやろうか」


蘭は私の浮き輪を引くと周りからはちょっと離れた海辺の方にくる



周りにはほぼというか全く人がいない




そこからさらに奥に行き岩陰に行く


「元いた場所から結構離れちゃったね！」





竜胆「ああ、そうだな」

2人同時に私に視線を送る


「な、なに？」


蘭「そのパーカー脱げよ」

「え、こ、これ？」

竜胆「それ以外何があんの？」

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