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#7 ページ7
私はキルアと遊ぶようになった。
キルアがわからないこと、外のことなど色々な話をした。
キルアが4歳になる頃には2人産まれて長女にはアルカ、五男にはカルトと名付けられた。
まさしくしりとり兄弟だな…。
「キルアとアルカとカルトも見られたし、そろそろ仕事をしに行くことにするか…。会長にも会わないとだし。」
「もう行くのか。」
「シルバさん。はい、そろそろ行きます。」
シルバさんは立っているだけで圧力が出ている。
だけどシルバさんより自分の方が強いと私は自覚しているのでその圧力にやられることはない。
「また来るといい。いつでも歓迎する。」
「ゾルディック家現当主のあなたにそんなことを言われるとは、私もでかくなったものですね。」
「…お前は食えない女だな。」
「あなたも、食えない男だ。」
そう言い私はキルアの部屋へ向かい、中に入ると疲れたのか寝ていた。
キルアの隣に近づき髪を撫でる。
フワフワしていて気持ちの良い触り心地だ。
しばらくこの感触を味わえないのが少し寂しい。
「キルア、また会おう。いつかきっと…。」
私はそう言いゾルディック家から去った。
キルアが起きた時、私が居なくなっており珍しくも彼は泣いていたらしい。
「ルルっ…！」
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作者名：noir | 作成日時：2020年5月22日 19時
