不老不死 (ページ26) - 小説/夢小説

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,975 hit

#26 ページ26

「ルル…本当に料理するのかい？♦」

「してみるだけしてみるさ。」

そして私は料理を始めるが、ありえない音を立てながらできたのは真っ黒に焦げた豚のステーキだった。

んー…。

「やはり私に料理は無理のようだ。」

「だから言ったのに…♦」

それからも合格者は現れず、二次試験は試験官がお腹いっぱいと言ったと同時に終わった。

合格者はゼロと告げられ受験者はざわつきだす。

「やはり、彼女の悪い癖が出ましたか。ルルさんの思った通りですね。」

サトツはそう呟き、電話を繋げた。

それは、飛行船に乗っているネテロ会長に繋げていた。

「納得いかねぇなぁ！こんなの！俺は絶対認めねぇ！」

255番のトードーが辛苦を破壊し怒鳴り散らす。

そのまま受験者とメンチが言い合い始めた。

メンチは料理のことになると悪い癖が出る…。

294番のハンゾーの言葉にイラついたメンチはまるで不良のようにハンゾーの胸ぐらを掴んで怒鳴っていた。

「要するにあんたらは自ら工夫して、未知なるものに挑戦する気概がないのよ。」

「黙れ！俺が目指してるのはコックでもグルメでもねぇ！ハンターだ！俺は賞金首ハンターを目指しているんだ。美食ハンターごときに合否を決められたくねぇな！」

「美食ハンターごときが試験官で残念だったわね。また来年、頑張れば？」

トードーはメンチのその言葉に顔を真っ赤にさせるほど怒り、ついにはメンチに殴り掛かった。

「ふざけんじゃねぇ！」

メンチに拳があたる直前、トードーは入り口まで飛ばされた。

「ルルさん、余計なまでしないでくださいよ。」

「私がやらなくてもブハラがやってたさ。美食ハンターだろうとハンターはハンター。どんなハンターでも命を懸けているんだ。そんなことも知らないガキが粋がるなよ。」

トードーを見ると彼は汗をたらし、息を飲む音がした。