不老不死 (ページ23) - 小説/夢小説

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#23 ページ23

「サトツ、久しぶり。」

「お久しぶりですルルさん。ようやくハンターになる決心をしたんですね。」

「会長の思い通りにね。」

本当にあの人は何を考えているのかが分からない。

「それにしても、相変わらず見た目は変わっておりませんね。」

「私は不老不死だからね。」

「話を続けたいところですがもうすぐ2次試験が始まりますのでまた後ほど。」

「2次試験は誰が試験官なの？」

「メンチとブハラです。」

「そう…ありがとう。」

お礼を言いサトツから離れた。
あの二人が試験官か…この試験、合格者は出ないな。

2次試験へと繋がるもんが開き、奥には椅子に足を組んで座るメンチと後ろで座るブハラがいた。

「1次試験を通過した受験者諸君、前へ！」

その言葉を聞き受験者はぞろぞろと中へ入っていく。

「ようこそ！あたしが2次試験、試験官のメンチよ！」

「同じくブハラ。」

ブハラまた太ったか…？
受験者たちは緊張した面持ちで構える中、その空気をぶち壊すかのように大きな音が鳴り響いた。
受験者たちは勿論ざわつき出す。

「どうやら腹ペコのようねぇ。」

「もうペコペコだよぉ。」

お腹の音デカすぎだろ…。
2次試験は料理。
材料は2次試験会場のビスカの森に生息する豚ならなんでもいいとのこと。
ビスカの森に豚が何種類もいただろうか…？
なんにしろ、美味しいと言わせることが合格条件。
ブハラがお腹を叩く音と共に2次試験が始まった。