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○安田
そしたらおっそろしいほど眉間にしわ寄せて、
貴｢…なんですか。｣
って、
こっちが なんですか？ やわ！
なんで落ちへんねん！
｢…話そーや｣
貴｢…顔、引き攣ってますけど？｣
かっちーん。
こんな手応えあるやつ初めてや。
…まあすぐ惚れさせたるけどな！
｢…Aちゃん彼氏は？(*^^*)｣
すぐに営業スマイルを取り戻して聞いてみたら、
思いっきり はぁ… って深いため息つかれた。
なんなん、こいつ。
貴｢…いませんけど。｣
｢そーなん？(笑)｣
まあ想定内やわ。どーせこんな地味女好きになるやつおらんわ！
貴｢なんでここに来たんですか。｣
お？質問してきた松本さん。
ちょっと興味持ち出した？
しかも最高の質問やん。それ。
｢そんなんAちゃんに会うためやんか！(*^^*)｣
はい決まったねー(^ω^)v
さり気ない下の名前呼びもアピールポイン…
貴｢どうして会うんですか？私の事全く興味ないくせ
に。｣
それにこんな地味女じゃなくても安田先輩の部署に可愛い子いるでしょ。って、
…地味女って自覚してんのか、、
じゃなくって！
は？なにこの対応。(怒)
ちょっとくらい可愛い後輩演じろや。
｢興味ありまくりやで？(*^^*)｣
頭ん中は火山の噴火状態やけど
頑張ってさり気なーくフォローしたのに
貴｢顔に 興味なし って書いてますよ♪｣
｢は？｣
貴｢違いました？｣
いや、そうやけども…
語尾音符ついとるやん…
｢…ちが、う、よ。。｣
もー、、無理。
観念して奢るわ。こいつうざい。
｢帰る。仕事がんば。｣
最後の手段と思って頭ポンポンしたのに
貴｢お疲れ様でした。｣
パソコンと一緒に華麗にスルーされて俺のメンタルが崩れ掛けた。
あのワクワク感はどこいったんや。
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作者名：みひろ | 作成日時：2020年4月16日 19時
