チビ…拾った【中原中也】

チビ ページ6

中原side

会議が終わりだるそうにベッドへ寝転ぶチビ

『あ、緊急任務って其の机に置いてある紙？』

中「あぁ、其うだ。」

『どんな任務なの？』

とベッドから起き上がってこちらへ来る

中「俺もまだ読んでねぇけど＿＿」

と資料を見ると

中「……お前、芥川と仕事する気はあるか？」

『りゅう…と？』

中「前から芥川が色んな資料を書いているだろ？」

『……あ！人虎確保任務！！』

中「ちょっとちげぇがそんな感じだ。」

『やる！やらせて！』

ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝとその場で飛び跳ねるチビから

とてもやりたいのかと思った為

中「じゃあ、芥川んとこ行くか…」

『おう！』

資料を持って凄く嬉しそうに俺をほって芥川の部屋へと行く

『たのもー！！』

勢いよくドアを開けたのはいいがこれじゃあ礼儀という礼儀が…

芥「！？」

中「この、ドあほ…」

樋「あ！Aちゃん！」

『樋口ー！』

資料を沢山持っている樋口の足にｷﾞｭｯとしがみつくチビ。

こりゃ、仕事の邪魔になるな…

芥「…中也さん、今日もAのお守りか何かですか？」

いつの間にか樋口の足から芥川の膝の上にﾁｮﾝｯと座っているチビの頭を撫でる芥川

中「人虎の件について。首領がチビも一緒にやらせる事になった。」

芥「Aを…！？」

『A、その人虎の頭取る！』

樋「Aちゃん、人虎は生きたまま捕まえないと行けないんだよ？」

『えー…』

芥川の膝でｼｭﾝｯとするチビを任務の事で不安な顔をしながらも撫で続ける芥川

中「チビじゃ不安か？」

芥「いえ、其の人虎の任務をしてくれるのは嬉しいのですが……人虎は探偵社に居る為、

Aが太宰さんと…会ってしまいます」

チビが6歳の時以来、チビを探偵社の奴に会わすなと云われチビの周りには俺の部下が付いているが…

会ってしまうのか…

それを承知で首領が考えたとしたのなら…

中「チビを行かせる。探偵社と逢うのを許可する。」

芥「ほ、本当に宜しいんですか…！？」

中「あぁ、明日はこっちで任務がある。明後日の為資料は確り教えてやってくれ」

芥「判りました」

中「チビ、頑張れよ」

『あいっす！』

いい返事が聞け安心した為部屋を出て自分の残った資料をまとめる。

俺以外と任務をするのは初めてだが…

彼奴なら大丈夫だ…

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