十一話 ページ12
組織の奴らが来るのは…あと30分…
宮野さんが先に来ていた。「広田さん」「あ…貴方は？」「今は言えません。それより早くこれを…」
私は宮野さんに防弾ジャケットと偽物の血を渡した。
「早く…！」宮野さんは急いで着替えた。もちろん組織の奴らに悟られないように…
私と降谷さんはこっそりと離れたところで宮野さんに取り付けた盗聴器で会話を聞いていた。
前に立てた威嚇射撃のやつはやらないことにしていた。そうすると命の危険があるって降谷さんと景光さんに言われたからしかたなく…(正直言うと二人の威圧がね…)
《言っただろ。最後のチャンスだと》銃声が聞こえた…不安になった。あれは偽物の血だけど組織の奴らに気づかれてしまって宮野さんが…
そんな不安をやわらげるように降谷さんは私を抱き寄せ安心させてくれた…
その後はどうなったかわからない。
誰かが来たみたいで宮野さんは演技をしてくれた。
組織の奴らも帰ったみたい…
「宮野さん！」「ケガとかしてませんか？」「大丈夫よ。貴方のおかげね」「よかった…」「ですが…
貴方のことを死んだことにさせてください」
私は彼女の目を見て言った。「貴方が生きていることを知られるとまた命の危険にさらわれます。
妹さんにはいつかちゃんと話してほしいです。だから…」
宮野さんは私の言葉を聞いて微笑んで…「分かったわ。」「しばらくは偽名と変装を…貴方の知り合いに」「私の…知り合い？」「諸星大さんです」「え！？大くん！？」「彼は言ってませんでしたけど…
FBIなんです」「え！？」彼女はまた驚いていた。
で、今は降谷さんの車の中。
「宮野さん…組織のことで何かの知っていることはありますか？」「うーん…ごめんなさい…何も知らされてないの」「いえ」「でも…分かっていることは、組織は裏切り者を徹底的に排除するわ」
徹底的に…「それと、気になってたんだけど…運転している彼。貴方の彼氏なの？」
「彼氏…？…なっ！？そんなわけないじゃないですか！年もめっちゃ離れてるんですよ！」
「でも…そういうのもロマンチックよね」「違います！ね？降谷さん！」降谷さんの方を見ると…
「お前はまだ子供だからな」そう返された。
また一つの命を助けられこんな楽しい会話を出来る。やっぱり…幸せだなと改めて思った。
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さくら(プロフ) - ありがとうございます！スコッチですね！分かりました！ (2018年10月11日 23時) (
レス) id: 404b963785 (このIDを非表示/違反報告)
ミクロ(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませてもらってます！落ちはスコッチがいいです！( ´∀｀) (2018年10月11日 21時) (レス) id: 1928de0a86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくら | 作成日時：2018年9月20日 23時
