EP86【外周】 ページ1
『や…やっと、着いた…！』
ｾﾞｰｾﾞｰと息を吐くA。
西蔭「大丈夫か。」
額に汗をかく西蔭。
『西蔭くん…速い…！』
Aが何故こんなに疲れているかというと…。
_______________
『そういえば、タツヤくん達は今日の練習どうするの？』
あのニュースの事件(？)の後、Aは共に朝食を食べているタツヤとヒロトに聞いた。
ヒロト「俺達は技の特訓する。」
『技の？』
タツヤ「技というか…あの韓国戦の灰崎とヒロトのシュートあったでしょ？あれを完成させるんだ。」
『ほへー。そうなんけー。』
ヒロト「聞いといてそれかよ！」
タツヤ「ｸｽｸｽAちゃんは何かするの？」
『うーん…もう少し体力つけたいなって！』
タツヤ「体力作りか…。」
ヒロト「ハッ！外周してくればいいだろ？」
『が…外周って…走るやつ？』
ヒロト「あったりめーだろ？」
『…。』
タツヤ「良いんじゃないかな？走り込みは重要だし。」
『ひ、1人で？』
タツヤ「え？…うーん。」
“マジか”と顔で訴えるAは目の前のタツヤにそう聞く。流石に1人で知らない場所の外周は迷う。タツヤ達はもう予定を決めてるので返答に困る。そこへ…。
西蔭「どうかしたのか。」
朝食に遅れてやってきた西蔭。“うーん”と悩むタツヤに声を掛けて隣に座る。
ヒロト「コイツ(A)が体力つけたいんだと。」
タツヤ「それで走り込みで外周を進めたんだけど…1人じゃ危ないし、やり方もわからないかなって…それで考えてたんだ。」
西蔭「タツヤ達は何かするのか？」
タツヤ「俺達は今日、ヒロトと灰崎の新必殺技の練習をしようと思っていたんだ…。」
ヒロト「わりーが付き添えねぇからな。」
『…ワタシ、マヨッテ、オワリ？』
ヒロト「さっきまでの活きはどうした。」
走り込みという地獄と1人ではやり方が分からずまま適当に走って何も身に付かなかった…迷った…なんて事になるのではと言う不安からAの口から魂が抜ける。
西蔭「…何故俺に言わないんだ。」
『んえ？』
タツヤ「え？西蔭、やってくれるの？」
西蔭「あぁ。」
『マジィ？』
西蔭「お前の世話を任されているんだ。それくらいの事はする。」
ヒロト「お世話？！…ﾌﾞﾌｫ！」
西蔭の言葉にヒロトがAの隣で笑い出した。
『ちょ！護衛って言ってよー！』
_______________
と言う事で今に至る。2人は約1時間、ずっと走り続けてキャンプ前に戻って来たのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にぃむ(プロフ) - ルビーさん！コメントありがとうございます！不定期ですが、更新頑張ります！！ (2月23日 17時) (
レス) id: 03b25cf4eb (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 続き楽しみにしてました！頑張ってください (2月23日 14時) (レス) id: 61de2e3e14 (このIDを非表示/違反報告)
みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (9月25日 20時) (レス) @page37 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
愛理 - 続きください めっっっちゃ気になりますo(^▽^)o (2023年3月17日 18時) (レス) @page10 id: 23b82dde48 (このIDを非表示/違反報告)
BLACK(プロフ) - 続きお願いします！めっちゃ気になります！！！！ (2022年2月11日 19時) (レス) id: 276e61e281 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にぃむ | 作成日時：2021年6月27日 1時
