EP33【成長】 ページ36
ヒロト「ﾌﾝｯつーことは、お前は俺の手下だな。」
『…は？』
ヒロト「お前は天使で俺は神。つーことはお前は俺の下ってことだ。」
『…。』
西蔭「このチームには神、天使、悪魔が揃ってるな…。」
タツヤ「この3人が今後どうなるか…楽しみだね。」
Aは“コイツヤベェ”と訴えるようにヒロトを見る。西蔭とタツヤはこの3人に少し期待するように話したあと、食事を続けた。
『灰崎。』
灰崎「あ？」
『私達でこの自称神を倒そうね。』
ヒロト「自称って言うな！」
灰崎「そうだな。」
『私は天使で。』
灰崎「俺が悪魔。」
灰崎「『ﾆﾔﾘ』」
ヒロト「お前らも自称じゃねーか！」
灰崎と手を組んで打倒吉良 ヒロトを目標にしたAだった…。
_______________
あれから数日…
タツヤ「いいね！できてきてるよ！」
西蔭「フォームも悪くない。」
ジャパンのメンバーの指導のおかげで、ある程度ドリブルができるようになった。
ヒロト「よっと…狙えてきてるじゃねーか！」
灰崎「俺のおかげだな。」
ヒロト「はぁ？このゴッドスト((『あだっ！？』なんで何にもねーとこで転ぶんだよ！タイミングわりぃなぁ！」
パスも練習を重ねて、正確にではないが狙えてきてる。だが…
《…多分、この大会には出ずに終わるだろうに…出てもボール回ってこないって…まあ、やっててみんなの士気が上がるならいいか。》
休憩中は試合のことを考えていた。初戦が近いのと、自分がいることでどうこの物語が変わるか心配だからだ。監督はAをチームに入れた以上、一回は出すとAは予想する。
《あの監督のことだろうし…何か策があって私を入れるとか？》
『…ないな。』
灰崎「あ？なんか言ったか？」
『なんでもないよー。』
タツヤ「Aちゃん。すごい成長ぶりだね！」
『本当？』
タツヤ「うん。俺も負けないように練習しなきゃなぁ。」
『え！そんな心配しなくても私、タツヤくんに勝てないし、技術もないから大丈夫だよ！』
タツヤ「…。」
ヒロト「…“今の”お前なら俺たちが負ける訳ねぇだろ。」
灰崎「問題はクラリオに勝った時のお前だ。」
西蔭「…あの時だけ…何故か上手かった。」
タツヤ「…言っちゃ悪いかもしれないけど…正直、負けると思ってた。18人でも勝てなかったんだし。」
ヒロト「終いには記憶がないんだと。」
灰崎「お前の正体が本当にわからない。」
《…自分でもわかんないよ。そんな力が本当にあるのか…。》
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
愛理 - 凄く面白いです 更新頑張ってください (2023年3月17日 16時) (
レス) @page50 id: 23b82dde48 (このIDを非表示/違反報告)
にぃむ(プロフ) - 明日香さん» ありがとうございます！私的にもタツヤを推しているので絡みを入れました！これからも色々と絡んでくるので楽しみにしていて下さい！ (2021年5月6日 18時) (レス) id: 03b25cf4eb (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - 作品読ませていただきました。凄く面白く先が楽しみです。特にタツヤとの絡みは嬉しさで叫びそうになりました(笑)これからも更新頑張って下さい。応援しています。 (2021年5月5日 21時) (レス) id: c2c1adce1e (このIDを非表示/違反報告)
にぃむ(プロフ) - ドラゴンさん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです！今後も忙しくて夜の投稿が多くなると思いますが、毎日投稿頑張りたいと思います！待ってて下さい！笑 (2021年4月21日 17時) (レス) id: 03b25cf4eb (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン(プロフ) - すごく面白い！更新頑張ってください！！正座待機してます！ (2021年4月21日 15時) (レス) id: 9b62aa768c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にぃむ | 作成日時：2021年3月24日 18時
