愛しの98’sマンネ (ページ13)

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9話ページ13

ドクンドクン

暖かい室内で背中がじんわりと濡れる
彼らの熱に当てられたまま
自分の思いのまま火照るからだを
一心不乱に動かした

『んっ…はぁっ…』
疲労感と共にいつも以上の達成感を感じていた

HS「は…すごすぎるよっ！！！」
ドタドタドタッ

突進してくるホソクさんにそのまま
抱き抱えられてしまった

『ひにゃっ！ふっ…うぅぅぅ』

驚きのあまりポロポロと涙が零れてしまった
変な声と恥ずかしさのあまりホソクさんの
肩に顔を埋めてしまった
ごめんなさいホソクさん

『ふぇっ…ぇぇっ』

HS「ご、ごめんーーーー！
でもほんとにすごくて僕感動したよ
Aはとっても綺麗だね」

NJ「びっくりだよ
俺もAの熱に当てられたな」

ポンポンとナムジュンさんに頭を撫でられた

パチパチパチ_______________

全員「「パンPD？？？？」」

後ろを振り返ると
さっきまで居なかったパンPDが拍手をしていた

PD「いやっ！
Aくん君は本当に素晴らしいよ
私が見込んだだけの価値がある」

僕はホソクさんに抱きかかえられたま
パンPDの元まで連れてかれた

PD「なんて素晴らしいんだ
やっぱり是非うちの事務所に来て欲しい
もう親御さんにはお話したよ
Aくんの好きなようにさせてやれと
君の親御さんが言っていたんだ
Aくんが欲しいんだよ」

『でっ、でも僕は
……ぜ、全然なにも出来ないです
歌もラップも…喋ることも…』

PD「なにをいっ//SG「俺もAが欲しい」

SG「A？
お前はこんなにいいもん持ってんだ
こんな短い時間に俺らの全部を持ってた
こんなやつなかなかいねーよ」

HS「そうだよ！
僕は君の踊りに感動した
いや感動という域じゃなくて！！
こんな感情初めてだよ…」

NJ「俺も2人に賛成だ
A、お前は自信があまりにも無さすぎる
自分の魅力が分からない？
そりゃ分かるわけない
俺たちだって他人に言われて初めて
自分の魅力を見つけだす
ここならきっとそれができるんじゃないか？」

PD「さぁ、決めるのは君さ」

全身の震えが止まらない
また涙が出ちゃいそうだ
もう答えは決まってる

『よ、よろしくお願いしますっ！！』