検索窓
今日:2 hit、昨日:29 hit、合計:154,776 hit

ページ11

コト、と容器を置いた彼は、


いつもとは少し雰囲気が違った。




A「だ、駄目って、何が?」





私が焦っていると、彼は私の唇に自身の指を当てた






_唇の形を確認するかのように、そのまま横に滑らせる。






彼の目は、

まるでこれから食らう獲物の特徴を捉えるかのようなものだった。






石切丸「君は、私のことを良く過大評価してくれるけど...


それは間違いかもね」





ゆっくりとそう言いながら、指先を首に滑らせる。







A「石切丸...、どうしたの?」









そして、ピタリ、と首の”ある位置”で指先は止まる。









石切丸「__私は、君が思っている以上に_


独占欲が強いのかもしれない」






彼はそう言うと、私の目を手で覆う。



視界が真っ暗になり、一瞬思考が止まる




その時






首に、チクリとした痛みが走る。







A「ッ...な、にして...


石切丸、手どけて..見えない」





石切丸「我慢、して」







視界が無い状態で、耳元に低い声の囁きが響く。


その甘い声に、思考が麻痺する。







__こんな彼を、私は知らない。







石切丸「...イタズラはここまでにしよう、


首は冷えるといけないからね」





パッと目に当てられていた手が離され、



光が入ってくる。








目の前に座る石切丸の顔は、いつも通りの優しいものだったが、








__瞳の奥に孕んでいる熱は、







雄に目覚めた他の男士のそれと同じであった。

新作→←差



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (216 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
648人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

tatuyuki(プロフ) - 初めまして。とても面白くて一気読みしてしまいました。もし、リクエスト出来るなら和泉守兼定(他新選組)をお願いします! (2021年2月6日 22時) (レス) id: ac1f4ac199 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - 神崎柚莉愛さん» コメントありがとうございます〜!楽しんでいただけて嬉しいです...泣 これからもどうぞよろしくお願いします! (2021年2月4日 18時) (レス) id: ae673d749e (このIDを非表示/違反報告)
神崎柚莉愛(プロフ) - この作品見た時にどストライクすぎてやばかったです!最高です!!これからも頑張って下さい!! (2021年2月1日 17時) (レス) id: 54dd9f96ce (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - 林檎さん» リクエストありがとうございました!鶯丸さんを堪能していただければ幸いです...!長らくお待たせしてしまって申し訳ありませんでした (2021年2月1日 6時) (レス) id: ae673d749e (このIDを非表示/違反報告)
Mikomiko - (※先程の続きです。)構わないのでしたら,鬼丸さん・数珠丸さん・太朗太刀さんの以上3名をお願いしたいです。長々と申し訳ございませんm(__)m (2021年2月1日 5時) (レス) id: 4ec99752b3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にわ | 作成日時:2019年12月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。