友達 ページ8
(一人)side
帰郷してから2週間後、
私は友人と食事をすることになった。
実はその子も審神者で、たまたま現世に帰る用事があったらしく、時間を作ってくれた。
友人「__で、鶴丸国永は(一人)に超冷たかったってこと?」
スッパリと物を言う子なので、話をしやすい。
(一人)「まぁ、悪く言えば冷たい対応って感じだけど、なんとなく心配してくれてる、みたいな」
友人「そっちの鶴丸国永ってめちゃくちゃ不器用なのね。
うちの所とは大違いよ。
…そうだ、今日私本丸に帰るんだけど、
一緒に来なよ」
(一人)「ええっ、悪いよそんなの、
私は他の本丸持ってるし…」
友人「そんなの大丈夫だよ、
さ、そうと決まればもう帰ろう
うちの鶴丸と話してみれば何かわかったりするんじゃない?」
鶴丸さんと話すというこに、胸が高鳴ってしまう。
私は友人に手を引かれるがまま、本丸のゲートに入った。
.
.
.
友人「ただいまー
みんな、お客さん来たよ。私の友達」
彼女がそう言うと、廊下からたくさんの男士達がお迎えしてくれた。
その光景を見て、なんだか懐かしい気持ちになる。
そしてその中には、鶴丸国永も居た。
友人「おっ、鶴丸いいところに来たね
ちょっと来て」
(一人)「えーーっ、ちょっと待って、まだ心の準備が」
あたふたとしているうちに鶴丸さんが私の目の前にくる。
鶴丸『よっ、君が主の友人だな。
そんなに緊張しなくてもいいだろう?
そっちにも俺はいるんだからな」
ハハ、と軽快に笑う彼は、私のところの鶴丸とはかなり印象が違った。
友人「あのね、この子の所の鶴丸国永はかなり深刻な不器用なのよ。
あなたとは真逆よね」
それを聞いてキョトンとする鶴丸さん。
鶴丸『俺が不器用?そんな俺存在するのか…?
ぜひ会ってみたいもんだな」
と興味深そうに私を見る。
友人「じゃ、あとは二人で仲良くねー」
なんと友人はそのあと私たちを取り残して風呂に行ってしまった。
嘘でしょ、いくらなんでもこれはキツすぎる。
ビビってる私を見て、ここの本丸の”器用な”鶴丸さんがこう言った。
鶴丸『君、俺になんかされたか?』
器用な鶴丸さんは、察する能力もピカイチだった。
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にわ(プロフ) - tomo10260403さん» コメントありがとうございます、誰かの幸せを生み出せた事がこの上なく嬉しいです...!読んでくださってありがとうございました! (2020年1月28日 0時) (レス) id: dc9a723a5e (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - とても楽しくて一気に読んでしまい、読み終えた後、すごく幸せな気持ちになれました (2020年1月27日 22時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - ありがとうございます!今まで見てきた小説の中でも本当に面白くてまだかなぁーなんて思いながら待ってました!本当にありがとうございます (2019年12月17日 23時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - ななさん» お待たせしました!続きをお楽しみください!小説読んでくださってありがとうございます! (2019年12月14日 20時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続き待ってます! (2019年12月14日 16時) (レス) id: 6a8e4241a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にわ | 作成日時:2019年12月6日 22時