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(一人)「…いっ…」


イタタ…と首をさすりながら、ゆっくりと身体を起こす。




目を開くと、そこは地下牢のような所だった。




(一人)「どこ、ここ…ていうか、なんなの、あのバケモノ…」


不安と恐怖で頭が回らなくなる。





ガチャ


『起きたか』




と言って、見知らぬ男が入ってきた。




(一人)「誰…ですか」



男『私はこの政府の権力者だよ。

私の息子が、君に惚れたらしくてねぇ…

私も最初は困ったんだけど、

可愛い息子のためだからねぇ。

でも…君になかなか近付けなかったんだよ。

君は何かに取り憑かれているようだったからね」



淡々とそう語る男は、私を見るなりニヤリと気色の悪い笑みを浮かべる。



(一人)「取り憑かれてるって…一体なんの話を」


男「君、神社に通っていたね。」


ゾクリ、と、背中に水を流されたような感覚に陥る


男「きっとそこの土地神か何かは、たいそう君のことを気に入ってるらしいね

…だから、君を攫おうとしてもなかなか上手くいかなかった。」




(一人)「だから、あんなバケモノを…!!!」




男「君を気に入る土地神だって、元はそのバケモノと戦っていた ”モノ”だったということを、

君は知らないらしいね」




(一人)「(まさか、この人たち…鶴丸さん達が元は刀剣だったってことを知ってる…?!

じゃあ、私を襲ったのは、遡行軍とかいう…)」




男「まぁ、このまま話をしていてもどうしようもない。




君をもう暫くはここに置いておく。





…逃げようとするなよ、困るのは君だ。」





最後に放ったその言葉は、”逃げるような素振りをしたら殺す”と、そう言っているようだった。





.
.
.
.




鶴丸side


本丸が解体された後、 ”大半の” 刀剣男士たちは、人間としての生を歩むことを選択した。



そう、大半は。



だが、鶴丸と同じように土地神となることを選んだ刀剣男士も、僅かにいたのだ。



鶴丸「おい、そこにいるんだろう、







少し力を借りたいんだ









___三日月。」









三日月「_久しいな、鶴丸」

[鶴丸と三日月の小咄オマケ]作者から→←16



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にわ(プロフ) - さらさん» ありがとうございます〜泣なんとか完結できました!鶴さん…来るといいですね!!祈ってます… (2019年12月3日 18時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 完結おめでとうございます!! 凄くよかったです!!無事鶴丸さんと付き合えたぁ〜♪♪続編あるなんて嬉しいです!!これからも楽しみにしてます!!私のゲームにも鶴さん来て欲しい(泣) (2019年12月3日 18時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ありがとうございます!!お願いします!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)
にわ(プロフ) - さらさん» リクエストありがとうございますー!了解です!膝丸さんと鶯丸さんですね〜! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 9ced130178 (このIDを非表示/違反報告)
さら - さっそくリクエストいいですか??膝丸さんと鶯丸さんのお話書いて欲しいです!! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 8178d9f7d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にわ | 作成日時:2019年10月18日 0時

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