ミタメとナカミ。２ S.Alan × K.Kazuma (ページ9)

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ミタメとナカミ #59 ページ9

『え？取引先に？』

直「うん、来週俺と一緒に」

『私がですか？』

直「何回言えば分かんだよ笑」

『った！』

急に片岡部長に呼ばれて

何をやらかしたのかと思えば、

来週片岡部長と一緒に取引先に挨拶に行くとのこと。

私が行くなんて信じられなくて、

何回も聞き返してたらデコピンされました。

でも私も少しは認められたってことかな！？

壱「取引先行くん？」

『うん、来週だけど』

壱「頑張れよ」

『うーん、でも変なこと喋っちゃったらどうしよ』

壱「まぁ、部長がいるし。ついて行くだけやろ？」

『そうみたい』

壱「なら大丈夫やろ」

緊張してきたあーって言ってたら

来週のことだろ、早いわって壱馬に笑われた。

『あれ、そういえば壱馬もなんか部長にこの前呼び出されてたよね』

壱「あぁ、うん」

『なんだったの？あれ』

壱「次の会議、出ろって」

『えっ！そうなの！？なんで言ってくれなかったの？』

壱「別にわざわざ話すことでもないやろ笑」

壱馬はよく仕事ができる奴だから、

部長も誰よりの期待を持ってるんだろうなぁ。

『なんか壱馬、どんどん遠くなっていくね』

壱「そんなことないやろ笑」

『あるよ～、私ばっかり出来損ないの置いてけぼり』

壱「…次の休みどっか行く？」

『どっかって？』

壱「デート。気分転換に。」

『うん！行く！』

いつも私がネガティブな発言をすると

楽しい方向に持ってってくれる。

壱馬はよく出来た子だ、笑