ミタメとナカミ。２ S.Alan × K.Kazuma (ページ8)

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ミタメとナカミ #58 ページ8

年が明けた。

お正月休みも終わって、社内では「明けましておめでとうございます」って挨拶がたくさん聞こえる。

年越しは壱馬のお家で過ごして、
初詣も壱馬と行った。

新年からすごく幸せなスタート。

壱「何ニヤケとるん」

『別にー？』

隼「明けましておめでとーーう！」

『あっ、隼さん！！』

隼さんの声に思わず振り返れば、こっちに向かって走って来てる隼さんと、その後を追ってくる白濱さん。

亜「隼走んなって」

笑ってる。

白濱さんちゃんと笑顔だ。

隼「皆さんすみませんね！うちの白濱がバタバタうるさくって、」

亜「いや、お前だろ！笑」

同じ部署の人たちも白濱さんと隼さんを見てクスクス笑ってる。

隼「2人とも！あけおめー！」

壱「おめでとうございます笑」

隼「今年もよろしくお願いします」

壱「こちらこそよろしくお願いします」

『お願いします』

亜「お願いします」

4人でぺこりと頭を下げる。

隼「とまぁ、新年の挨拶をしに来ただけなんだけどね～」

『隼さん私に会いに来てくださったんですね♡』

隼「いや、壱馬くんに会いに」

『ひどい！！！壱馬のばかあー』

壱「なんで俺やねん笑」

亜「とばっちりじゃん笑」

冷静になってみれば、こうやって4人で笑ってるのっておかしいのかな？

状況を整理したら、

私と壱馬が付き合って

白濱さんは私のことを諦めないって。

白濱さんお正月の間に復活したみたいだし。

それとも気にしてるのは私だけ…？？

壱「おーいっ、何ぼーっとしてんねん」

『わっ、びっくりしたぁー』

亜「魂どっか行ってたよ？笑」

隼「お腹すいたか？ほれ、」

『あ！これ新発売のチョコじゃないですか！』

隼「朝コンビニ行ったらあったからあげる」

『はあ～、一生大事にします！』

隼「いや、食べて。笑」

なんか考えすぎるのも馬鹿馬鹿しいなあ、

人生楽しく！だよね！！