ミタメとナカミ。２ S.Alan × K.Kazuma (ページ13)

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ミタメとナカミ #63 A.side ページ13

Alan side

ちょっとトイレ行こうと思って部屋から出て、戻ったら

ほんの数分しかたってないのに

俺の机の周りがえらく賑やかになってた。

玲「あ、亜嵐くん」

隼「おかえりー」

剛「はい、この前預かってた書類」

亜「あー、ありがとうございます！」

健「お前もーちょい綺麗な字書けや！」

亜「これでも頑張ってるんすよ！！」

同じ経理室にいる玲於と岩さんは

たまに俺らのとこに来たらこうやって話して帰って行く。

話すって言っても、用があってついでに話してこーって感じだけど笑

剛「そういえば最近すっごい可愛い子見つけてさ」

玲「またドジ子の話ですかぁ？」

隼「ドジ子？」

玲「そう、すっげー仕事しくじってんの」

健「ドジだからドジ子？」

玲「そーっす」

亜「そのまんまやん笑」

可愛いなら今度紹介してーって話にのっかる健二郎さんを笑ってたら

ドアがゆっくり開いた。

『失礼しま………岩田さん！』

剛「村田ちゃん！」

隼「え、おふたり知り合いですか？」

剛「この前話して、ね？」

『はい…』

岩さんとAちゃんが顔見知りなんて知らなかった。

壱「A？」

『あ、壱馬』

玲「壱馬！」

壱「玲於さん！」

健「え、こっちも？笑」

後から入ってきた壱馬くん。

そういえば玲於と壱馬くんって仲良かったなぁ。

何回か2人でご飯とかも行ってるし。

『壱馬どしたの？』

壱「いや…Aがここ行くの見えたから付いてきてみた」

隼「皆さーん、この2人付き合ってるんですよ」

剛「え！！まじか…」

玲「え！壱馬とドジ子が！？」

『ドジ…子………』

あからさまに傷ついてるAちゃんと

口が滑ってやべって顔してる玲於。

…ん？

まてよ。

隼「ん？ドジ子がAちゃんってことは？」

亜「岩さんが言ってた子って…」

大きくうんうんって頷いてる岩さん。

岩さんが狙ってる可愛い子ってAちゃんだったのか………

健「彼氏おるなら紹介されても意味ないわぁぁあ！！」

…健二郎さん、そこ？？