ミタメとナカミ #13 ページ13
どれくらいあそこにいたかな。
気づけば時計は11時をさしてて、
明日も仕事だから大人しく帰ることに。
隼「じゃ、俺寄るとこあるんで」
『えっ』
隼「心配しないで！Aちゃんは亜嵐くんが送ってくから！」
心配しないでって、隼さん、そういうことじゃないよ…
この状況で白濱さんと2人にします？
…いや、待って
この状況だからこそ2人きりにしたの？
もう一度隼さんを見ればもうどんどん小さくなっていってる背中。
亜「…行こうか」
『はい…』
なんとなくで歩き出した。
…気まづい。
亜「…ごめんね、今日、邪魔しちゃって」
『え？』
亜「隼と2人でご飯だったのに」
『いえ、気にしてないです』
少し前を歩く白濱さんの後ろ姿は
背筋がピンとしてて、
濃い紺色のスーツが似合って、
男物の香水の匂いがする。
周りから見たらカップルに見えたりする？
…なんて何言ってるんだろう私。
数時間前まで苦手な人だったのになぁ、
亜「危ない、」
『あっごめんなさい』
亜「…あっ、いや、ごめん」
ぼーっとして人とぶつかりそうになった所で
白濱さんが私の腕をひいて助けてくれる。
謝ったら、何故か勢いよく
私の腕から手を離して降参のポーズ。
『…っふ、』
亜「え、笑った？笑」
『なんで白濱さんが謝るのかわからないです笑』
亜「あ、ごめん、つい腕触っちゃって気持ち悪いと思われるかなって笑」
気持ち悪いなんて思わなかった。
不思議だよね、ほんと。
『思ってないですよ？』
亜「よかった笑」
『…今日、楽しかったです』
亜「え…」
『ここまでで大丈夫です！あと自分で帰れます、ご馳走様でした。』
亜「え、でも、危ないし…」
『平気ですよ笑、じゃあお疲れ様です、』
いきなりペラペラ話すようになった私に戸惑ってる？
もう一度振り返って見れば
立ち止まったままポカンって顔で私を見てる白濱さん。
『白濱さん、！』
亜「えっ、はい！」
『来週のプロジェクト、頑張りましょう！』
それだけ言ったら
なんだか自分の中のモヤモヤが晴れた気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「川村壱馬」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルク(プロフ) - 壱那さん» オチ実はまだ確定してないです（ ; ; ）もう少ししたら皆さんに聞けたらいいなって思ってます！！ (2018年5月30日 13時) (
レス) id: 2d9bbd584f (このIDを非表示/違反報告)
壱那 - 更新楽しみにしてます！もし、オチが決まってなかったら壱馬くんがいいです！ (2018年3月22日 18時) (レス) id: 9d05fcfcdf (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - れっどあっぷるさん» 読んでいただいてありがとうございます！！頑張ります！(^^) (2017年12月10日 1時) (レス) id: 2d9bbd584f (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる - 私、壱馬くんも亜嵐くんも隼くんも大好きなので三人が一緒に出てる作品が見れて嬉しいです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2017年12月9日 12時) (レス) id: e76dac57d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルク | 作成日時：2017年11月17日 23時
