185話 彼女がヤケになった経緯�� ページ41
「そう言えば、ニンゲン…お前…ちょっとアズゴアに似てるかもしれない。」
アンダインの一言で、全員が一斉にフリスクの方を向いた。
感傷モードだった私も、それが一気に吹っ飛ぶ。
「ぼ…ぼくが？アズゴアさんに？」
戸惑いを隠せないフリスクは、驚いた顔で聞き返す。
「ああ、ダサいとことか！」
アンダイン…それはないだろう。
Aはともかく、フリスクにそれを言うのは、失礼だ。
サンズ、パピルス、キッドからは、"ドンマイ"と同情の眼差しを向けられ、フリスクは苦笑いを浮かべるしかなかった。
「ま、ちょっとだけ…だけどな。そういや、もう一人のニンゲンはどうした？あのツインテールの…」
Aがいないことに気が付いたアンダインは、そう尋ねた。
パピルスが明るい声で答える。
「Aなら、メタトンと一緒にオバケさんのお家へ遊びに行ったぞ！」
それを聞いたアンダインは、ゲッと顔をしかめた。
どうやら彼女は、メタトンが苦手らしい。
「アイツと!？マジかよ…。まあ、メタトンはニンゲン大好きだからな。手荒な真似はしないだろ、多分。」
「うん！きっと大丈夫だと思うよ！」
パピルスは笑顔でそう答えた。
「…さてと、次は特訓だな。料理のレッスンの時間になったしな！」
アンダインは、時計を見やり、そう言った。
特訓って、料理レッスンのことだったのか。
てっきり、戦いの訓練かと思っていたよ。
「うん！せっかくだから、みんなも一緒にアンダインの料理レッスンを受けよう！」
「そうだな！私とパピルスの絆が深まったのは料理のお陰だしな！同じレッスンをお前たちにも受けさせれば、絆も計り知れぬほどの深まりを見せるはず！ニンゲン…貴様とも仲良くなれるかもしれない！」
パピルスの提案に、アンダインは大きく頷き、フリスクとキッドは乗っかった。
特にキッドは、ぴょんぴょん飛び跳ねるほど、喜んでいる。
「うん、ぼくも参加する！」
「オレもオレもー！やったー！アンダインと一緒に料理できるなんて夢みたいだぜ！」
サンズはと言うと…
「ほんじゃ、オイラはそこで見てようかな。みんな頑張れー。」
だな。そう言うと思った。
だが、それを聞いたパピルスが、サンズを一喝する。
「ダメッ！！兄ちゃんも料理レッスン受けるの！怠けようたって、そうはさせないんだからねッ！」
「ハハ、しかたないな。じゃ、オイラも参加させてもらうよ。」
こうして、みんなで彼女の料理レッスンを受けることになったのだ。
186話 彼女がヤケになった経緯�あ�←184話 彼女がヤケになった経緯��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん猫??(プロフ) - 雪水うさぎもちさん» 雪水うさぎもちさん、コメントありがとうございます！アンテの中で一番好きと言っていただけて嬉しいです…!とても励みになりました！不定期ではありますが、これからも更新頑張っていきたいと思います！ (2022年12月3日 14時) (
レス) id: 24741bde4e (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - アンテの夢小説でいちばんこれが好きだから！ (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - (；＿；)更新待ってるからいつでも (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
のん猫??(プロフ) - なちこさん» なちこさん、ありがとうございます！そうだったのですね！それは光栄の極みです…！大幅に修正することに決めましたが、変えないところはそのままにしたり、ギャグシーンは残します！コメント励みになりました！頑張ります！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)
なちこ(プロフ) - 初めてコメントします。アンテにハマって、最初に読んだ夢小説がこちらのお話でした。テンポよくギャグテイストで進められる物語に夢中になって読んでしまいました！大幅修正とのことでしばらく読めなくなるのは残念ですが、再開楽しみにしております！応援してます (2021年9月6日 15時) (レス) id: d3058cd882 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん猫?? | 作成日時：2021年8月15日 22時
