179話 緊張 ページ35
「メ…メタトン…!?ホ…ホンモノのメタトンに話しかけられちゃっタ…!ど、どうしよウ…!エ、エート…」
ボクが声を掛けた途端に、ブルッちが緊張でパニックになったので、「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ!」と、彼を落ち着かせた。
「それにしても、ここで君に会えるなんて思わなかったから、嬉しいな〜!」
「ヘ…へへ…。キミ達が見えたカラ、ちょっと挨拶しに行こうと思ったんダ…。ボクのお家、この近くダカラ…。」
にこにこと嬉しそうなAちゃんに、ブルッちは、少しはにかみながらそう言った。
彼のその一言で、ボクのソウルが、どきりと音を立てる。
「え、そうなの!?」
Aちゃんが驚いて聞き返すと、ブルッちは、コクリと頷く。
「えっと…もしよかっタラ…遊びに来てくれたら嬉しいナ…。ア…で、でも、ムリしなくてもいいヨ。みんな…きっと…忙しいと思うカラ…」
「いや、ぜひ行かせてもらうよ!」
遠慮がちに言うブルッちに、思わずボクはそう答えてしまった。
「ア、アリガトウ…。ア…でも…ボクの家はとても狭いカラ…全員は入れないカモ…。」
彼の言う通り、あの家の大きさでは、この大人数では、とても入れそうにはない。
「うーむ…じゃあ、オバケさんの家に行く人と、アンダインの家に行く人と、二手に分かれるのはどうだ?」
「そうだな。それがいいかもしれないな。」
パピルス君の提案に、サンズ君が賛成の意を示した。
話し合った結果、アンダインの家には、パピルス君とキッド君、サンズ君、フリスクちゃん、ブルッちの家に行くのは、ボクとAちゃんに決まった。
子供の幽霊はというと、フリスクちゃんの方についていくことにしたようだ。
「じゃ、終わったら、携帯で連絡してくれ。オイラの近道で迎えに行って、アンタ達もアンダインの家まで連れて行くからさ。」
「了解!サンキュね、サンズ!」
「いいってことよ。そんじゃ、行こうか。パピルス、フリスク、キッド。」
話が
まさか、彼の家へ行くことになるとは──。
…落ち着け。今のボクは、昔のボクじゃない。
それに、Aちゃんもついているし。
普段通りにしていれば、何も問題ないはずだ。
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のん猫??(プロフ) - 雪水うさぎもちさん» 雪水うさぎもちさん、コメントありがとうございます!アンテの中で一番好きと言っていただけて嬉しいです…!とても励みになりました!不定期ではありますが、これからも更新頑張っていきたいと思います! (2022年12月3日 14時) (レス) id: 24741bde4e (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - アンテの夢小説でいちばんこれが好きだから! (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - (;_;)更新待ってるからいつでも (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
のん猫??(プロフ) - なちこさん» なちこさん、ありがとうございます!そうだったのですね!それは光栄の極みです…!大幅に修正することに決めましたが、変えないところはそのままにしたり、ギャグシーンは残します!コメント励みになりました!頑張ります! (2021年9月6日 17時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)
なちこ(プロフ) - 初めてコメントします。アンテにハマって、最初に読んだ夢小説がこちらのお話でした。テンポよくギャグテイストで進められる物語に夢中になって読んでしまいました!大幅修正とのことでしばらく読めなくなるのは残念ですが、再開楽しみにしております!応援してます (2021年9月6日 15時) (レス) id: d3058cd882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年8月15日 22時