171話 ゴミ捨て場はお宝がいっぱい？ ページ27
「…キャラ？どうしたの？」
回想している途中で、フリスクに呼ばれ、我に帰る。
「ああ…ちょっと考え事をな。」
「そっか。」
短くそう答えると、フリスクは、特に突っ込むこともなく頷いた。
深く訳を聞かれるのを好まない私にとっては、フリスクのこういうところが好きだ。
一方、Aは、メタトンの説明に耳を傾けていた。
「ここは、ゴミ捨て場だよ。地上にいるニンゲン達が捨てたゴミが流れついている場所さ。ゴミって言っても…ボク達モンスターにとっては宝の山なんだけどね。ちなみに、静かな場所だから、デートスポットとしても人気だよ！」
メタトンの説明に、Aは「宝の山…ですと!？」と反応した。
おい、A。
目が小銭マークになってるぞ…。
「オレ様も、時々ここで宝探しをしているぞ！掘り出し物があるから楽しいのだ！」
おい、パピルス。
お前も、ナチュラルにAを煽るような発言をするな。
(無論、パピルス本人にそのつもりは全くないのは分かっているが。)
「まじっスか…！！」
案の定、Aの目がキラキラしだした。
やれやれ…。
「…ってことは、もしかしたらゴールドもザックザック…！？」
「A…宝に浮かれるのもいいが、旅の目的を忘れるなよ？」
宝の3文字で、すっかり浮かれ気分になっているAに、私はそっと耳打ちし、釘を刺した。
これには、さすがのAもハッとし、「そうだった！すまぬ！」と小声で謝った。
その後、セーブをしてから、水の中を歩いて進んでいく。
途中、古びた自転車やデスクトップのパソコンにフリスクが興味を示したり、Aが宇宙食が入っているクーラーボックスに興味を示したり。(ちなみに、その宇宙食は回復アイテムということで回収した)
アニメのDVDを発見した時は、Aが「萌えDVD！！」「ちょっと待って、この猫耳の子めっちゃ可愛いんだが！？」と興奮し出して大変だった。
そんな感じで、時折寄り道をしながらゴミ捨て場を歩いていると、ルインズで見かけたのと同じバトルチュートリアル用のダミーが立っているのを、Aが発見した。
「あ…!この子、ルインズでも見かけた…!」
そうそう、Aが「可愛いすぎて鼻血ブー」と、変な口説き方をしていた…って、私は何故こんなどうでもいい事を覚えているのだろうか…？
…もしかしたら、こいつの馬鹿さが少し移ったかもしれない。
そう思うと、自分がいささか嫌になるのであった。
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のん猫??(プロフ) - 雪水うさぎもちさん» 雪水うさぎもちさん、コメントありがとうございます！アンテの中で一番好きと言っていただけて嬉しいです…!とても励みになりました！不定期ではありますが、これからも更新頑張っていきたいと思います！ (2022年12月3日 14時) (
レス) id: 24741bde4e (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - アンテの夢小説でいちばんこれが好きだから！ (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - (；＿；)更新待ってるからいつでも (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
のん猫??(プロフ) - なちこさん» なちこさん、ありがとうございます！そうだったのですね！それは光栄の極みです…！大幅に修正することに決めましたが、変えないところはそのままにしたり、ギャグシーンは残します！コメント励みになりました！頑張ります！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)
なちこ(プロフ) - 初めてコメントします。アンテにハマって、最初に読んだ夢小説がこちらのお話でした。テンポよくギャグテイストで進められる物語に夢中になって読んでしまいました！大幅修正とのことでしばらく読めなくなるのは残念ですが、再開楽しみにしております！応援してます (2021年9月6日 15時) (レス) id: d3058cd882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のん猫?? | 作成日時：2021年8月15日 22時
