169話 ゴミ捨て場 ページ25
─キャラside─
Aとモンスターキッドが、橋から落ちた時、全員が顔を青くした。
…認めたくはないが、私も例外ではない。
Aに抱きかかえられているモンスターキッドは、恐らく死なずに済むと思うが、その下敷きになるであろうAの方が危ない。
本来、憎きニンゲンなど死んでもなんとも思わないし、むしろ滅んでほしい存在のはず。
だが、Aが死ぬのは嫌だと思ってしまう。
もちろん、フリスクに対しても同じ気持ちを抱いている。
アイツらは一度死んでも、ロードでやり直せるはずなのに。
どうしてなのかは、未だ自分でも分からない。
このままでは二人が危ない──そう思った時、なんとメタトンが飛んで現れ、二人を助けた。
それを見た私達は、サンズの近道を使い、Aとモンスターキッドのもとへと急いだ。
「キッド君！ルナ！」
「二人とも大丈夫かッ!？」
心配そうに声をかけるフリスクとパピルスに対し、モンスターキッドとAは、笑顔で頷いた。
「おう、大丈夫だぜ！落ちたときはもうだめだと思ったけどな！」
「みんな来てくれてありがとう！メタトンさんのお陰で、ほんと助かったよ〜…！」
二人の元気そうな様子を見て、サンズがホッとしたように息を吐いてから、メタトンを見やる。
「ふぅ…無事で良かったぜ。メタトン、キッドとAを助けてくれてサンキューな。」
「メタトン！オレ様からも、礼を言わせてくれ！二人を助けてくれてありがとうッ！」
「あなたがいなかったら、二人ともどうなってたか…。ほんとにありがとう、メタトンさん！」
サンズに続き、パピルスとフリスクもメタトンに礼を言うと、彼は「いやいや、キッド君とAちゃんに怪我がなくて無事でなによりさ！」と、明るく爽やかな声で答えた。
「ほんとにありがとうございました、メタトンさん！ところで…ここはどこですかね？」
Aは、再度メタトンに礼を言った後、キョロキョロと辺りを見回しながら尋ねた。
周りには、たくさんのゴミの山。
ゴミの山と言うよりは、ガラクタの山だが。
ふと、遠くの奥の方に、金色の花が固まって咲いているのを見つけると、昔の思い出が蘇った。
そう、私が
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 60人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のん猫??(プロフ) - 雪水うさぎもちさん» 雪水うさぎもちさん、コメントありがとうございます！アンテの中で一番好きと言っていただけて嬉しいです…!とても励みになりました！不定期ではありますが、これからも更新頑張っていきたいと思います！ (2022年12月3日 14時) (
レス) id: 24741bde4e (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - アンテの夢小説でいちばんこれが好きだから！ (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - (；＿；)更新待ってるからいつでも (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
のん猫??(プロフ) - なちこさん» なちこさん、ありがとうございます！そうだったのですね！それは光栄の極みです…！大幅に修正することに決めましたが、変えないところはそのままにしたり、ギャグシーンは残します！コメント励みになりました！頑張ります！ (2021年9月6日 17時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)
なちこ(プロフ) - 初めてコメントします。アンテにハマって、最初に読んだ夢小説がこちらのお話でした。テンポよくギャグテイストで進められる物語に夢中になって読んでしまいました！大幅修正とのことでしばらく読めなくなるのは残念ですが、再開楽しみにしております！応援してます (2021年9月6日 15時) (レス) id: d3058cd882 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のん猫?? | 作成日時：2021年8月15日 22時
