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168話 こっそり尾行? ページ24

─メタトンside─

ライブとサイン会が終わった後、ボクはお仕事…ではなく、そのままこっそり.Aちゃん達の後を付けていた。
彼女達がいると、面白い事が起こりそうな気がするからだ。

そういう事が起こったら、現場からTVの前のみんなにお届けするのもエンターテイナーであるボクの務めだからね!
それに、次の仕事まで、まだまだ時間もあるし!

次の仕事とは…もちろん、アルフィーと立てた計画を実行する事だ。
その為に、色々な番組の準備もしてきた。
もちろん、あの子達──Aちゃん達には、それに付き合ってもらうことになる。
アルフィーの茶番劇に…ね。

…はぁ、やっぱり、気が進まないな。
ロボットだから呼吸する必要はないんだけれど、思わず溜め息が漏れる。
でも、彼女に恩があるから、実行しない訳にはいかない。

そんな事を考えつつ、彼女達の尾行を続けていると、走り出したキッド君が足を滑らせ、橋から落ちそうになった。

すぐに傍にいたAちゃんが、急いで彼を抱きかかえたが、彼女も足を滑らせてしまい、二人は宙に浮いてしまった。

これはマズイ。
あの高さから落ちたら、きっと助からないだろう。
まだあの子達に、死んでもらっては、困る。

ボクは、急いでホイールをジェットエンジンに切り替え、どうか間に合って──そう思いながらあの子達を助けに向かう。

「あああああ〜!!最期にパッピのパスタをもっかい食べたかったあああああ〜!」

Aちゃんのよく分からない叫びが聞こえたけど、今はそれにツッコんだり呆れている暇はない。

寸のところで、なんとかあの子達を抱き止める事が出来た。
良かった、間に合ったようだ。

「良かった…間に合って…。二人とも大丈夫かい?」

二人にそう尋ね、怪我の有無を確認する。

「メ、メタトンさん!?は…はいっ!大丈夫です!助けていただいてありがとうございます!」

「オ、オレも大丈夫だぜ!ありがとな!メタトン!…それからAも!」

二人は、ボクの登場に驚きながらも、すぐにそう返してくれた。
Aちゃんは、ペコッとお辞儀をし、キッド君はとってもいい笑顔で。
うん、二人とも無事で、何よりだ!

「キッド君!A!」

「二人とも大丈夫かッ!?」

さっきまで橋の上にいたはずのフリスクちゃん達が、突然ぱっと現れた。
そして、彼女達も心配そうに、二人の様子を確認した。

169話 ゴミ捨て場→←167話 やっぱり友達止められないや!



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のん猫??(プロフ) - 雪水うさぎもちさん» 雪水うさぎもちさん、コメントありがとうございます!アンテの中で一番好きと言っていただけて嬉しいです…!とても励みになりました!不定期ではありますが、これからも更新頑張っていきたいと思います! (2022年12月3日 14時) (レス) id: 24741bde4e (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - アンテの夢小説でいちばんこれが好きだから! (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
雪水うさぎもち(プロフ) - (;_;)更新待ってるからいつでも (2022年12月3日 14時) (レス) id: 75fc25324b (このIDを非表示/違反報告)
のん猫??(プロフ) - なちこさん» なちこさん、ありがとうございます!そうだったのですね!それは光栄の極みです…!大幅に修正することに決めましたが、変えないところはそのままにしたり、ギャグシーンは残します!コメント励みになりました!頑張ります! (2021年9月6日 17時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)
なちこ(プロフ) - 初めてコメントします。アンテにハマって、最初に読んだ夢小説がこちらのお話でした。テンポよくギャグテイストで進められる物語に夢中になって読んでしまいました!大幅修正とのことでしばらく読めなくなるのは残念ですが、再開楽しみにしております!応援してます (2021年9月6日 15時) (レス) id: d3058cd882 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年8月15日 22時

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