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124話 ニンゲンは憎むべき存在!? ページ28

それでも、アンダインは首を横に振り、信じようとはしない。

「そんな…そんなはずはない。ニンゲンは、我々モンスターを散々殺したうえに、地下に閉じ込めて、私達の自由を奪うような奴らなんだぞ!?そんなヤツらが、いいヤツなワケないだろう!それどころか、ニンゲンは憎むべき存在!パピルスは、アイツらに騙されているんだよ!お前は、あまりにも優しすぎるからな…」

「いや、オレ様は決して騙されてなどいないッ!アンダインも一度会ったら、きっと分かるよ!Aとフリスクが優しくていい奴だって!だから…」

ボクは必死に反論した。
でもアンダインは、一切聞く耳を持たず、それを遮る。

「"人間を捕まえるのは止めて、友達になろう"って言いたいのか?ハッ…冗談じゃない。私はアイツらと仲良くする気などないからなッ!」

彼女はそう言い捨てると、早足で歩き出した。

「待って…アンダイン…!」

ボクは、慌てて彼女の後を追い掛けたものの、途中で見失ってしまい、頭を抱えた。
彼女は、一度こうと決めたら、誰がなんと言っても貫き通す人だ。

「彼女を説得するのは、やはり無理なのだろうか…?」と、気弱な思いが過ぎった。
しかし、すぐにA達の顔が思い浮かび、頭を横に振る。

ボクは、決して諦めないぞ!
今すぐには無理でも、いつか必ず、A達とアンダインを親友にしてみせる!
そして、A達のことも、傷付けさせはしない。
そう心に誓いながら、拳を強く握った。



その後、一度、家に帰るため、走ってスノーフルへと戻った。
兄ちゃんに、アンダインがA達を捕まえに来るかもしれないことを伝え、相談するためだ。

A達と戦った一本道を抜け、家の前に着いた時だった。

「え…!?何がどうなってここに!?」

唐突に、Aのすっとんきょうな声が聞こえた。
声のした方へ目をやると、兄ちゃんがAとフリスクを連れて、グリルビーズへ入っていくところが見えた。
さては、兄ちゃん…また仕事をサボっているな!?

これは注意しに行かないと!
そう思い、ボクもグリルビーズへと向かった。

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のん猫??(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます!すぐに外します! (2021年7月8日 12時) (レス) id: 0f66d036df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のん猫?? | 作成日時:2021年7月8日 12時

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