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いや待てよ
｢あの走り出せオニーサンって松本さん……｣
｢ネーミングセンスがおかしいだろ｣
と生ビールを飲みながら鈴っちが言ってくれる
｢違うんですよ！鈴っち！！！｣
｢うんその前に気になってた鈴っちって何かな？？｣
｢そんなん置いといていいんですって！！｣
いやマジであの下向き帽子深被りネガティブオニーサン松本さんだったのかよ
いやマジか
いやまじか、マジなの？マジで？とボソボソ言いながら
手に持ったジントニックの入ったグラスを傾ける
｢みやちゃん壊れたよ大野クン｣
｢面白いね〜！でもやっぱ歌うたいさんだから
歌聞いてもらってて嬉しかったんじゃない〜？？｣
少し赤くした頬をゆる〜と崩し笑う智さん
｢まず私のこと知っててくれたのですか嵐さん｣
｢ン？イヤ？俺だけ知らんかったみたいね｣
｢ｶﾅｼｨ!｣
｢声でっけ｣
さらに衝撃的な発言がこの食事会、基飲み会が終わる頃起こることを私は知らないまま飲み会は続く
______________________________
｢払いますって！！！！！！！！！｣
｢いいって言ってんじゃん！！！｣
｢払わせてやれよ！！！俺も出すけど！！！｣
かれこれ五分以上鈴っち智さんＶＳ私のお金払う払わない口論が続いていた
事の始まりは5分前
そろそろ帰ろっか、トイレ行ってくると席をたとうとする智さん
｢そうはさせるか。｣
そう私は気づいたのだ
智さんが伝票をサラッと手に持ったことを。
これがきっかけとなりいい感じに酔いが回っていた私と智さんの口論が開始
更に鈴っちもサラリと智さん側に加勢し2対1の構図の出来上がりだ。
クソが！！！
｢フンヌ！｣
そう掛け声を出し伝票を奪い取った私はレジへ走る
｢これで！！！！！！！！！！！！！！！｣
｢待てコラ！！！｣
後ろで鈴っちがなんか言ってるのに気づいた頃には
ありがとうございましたと定員さんがカードを返す頃だった
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作者名：ACT航空 | 作成日時：2020年10月21日 22時
