4.クラス ページ4
「クラス分けか...」
「...ようやく喋ったね。学秀」
遅い！と憤慨して彼の腕を叩くと、学秀はちらりとこちらを見て
「朝も喋ったじゃないか」
と言う。
「一言しか...」
そう言いながら学秀の事を覗き込んだ。
と、覗きこんだ瞬間に学秀が凄い勢いで顔を背ける。
「えっ。どうしたの。」
急に顔を背けられると流石に私でも驚く。
「学秀...最近私に対して冷たくない？何？好きな子でも出来た？んな訳ないよね！」
ハハッと笑い飛ばして茶化そうと思ったの。でも、無理だった。
学秀が小さな声でそんなことない､と言ったが顔は背けたまま。
「...ッちゃんと答えてよ...」
私は学秀の耳には届く位の声で呟く。
体勢を元に戻すと顔を恐る恐るこちらへ向けていた学秀を無視して１人でゆっくりと脚を進める。
｢A！？待ってくれ。そういうのじゃ...｣
「煩い...！そういうのって何？人の気持ち考えないで...！」
最近のストレスが今の会話で爆発してしまった。すぐに謝ることも出来ずに逃げるような形でそこから去る。
謝り方を考えている内に3-Aに着いてしまった。クラス分けの表を見て本当に学秀と一緒で良かったと思ってしまった自分に心の中で舌打ちする。
後ろでクラスの生徒が黄色い声で学秀君がどうのとか騒いでいるのを聞いていると無性に腹が立ってきて、あぁ今日は厄日だな、なんて考えながらノートと参考書を取りだし、勉強に没頭しようとするが、中々に集中できない。
｢...あぁもう、駄目だ。｣
30問解いて、正解はたったの20問。
学秀が教室に入ってきたのが気配でなんとなく分かったけれど敢えて無視。
｢分かんないよ。学秀。さっきの行動は...何？｣
その私の言葉も、女子軍の声にかき消されて空気に混ぜ合わさって。
心のすれ違いで何かが割れた、音がした。
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ワートリの新作です。作りました。
三輪さん好きにはオススメかも...｡
ぜひ、見て下さい！作者が泣いて喜びます！
強いC級は強いなりに頑張るから良いのです【ワールドトリガー】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/8d7727206015/
大変失礼致しました。
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魔導士カリナ(プロフ) - うーぱーちゃんさん» ですよね...！ いえ、今は中二ですよ (2017年12月17日 17時) (
レス) id: 0cf79671fa (このIDを非表示/違反報告)
うーぱーちゃん - 確かに実写化で月山はちょっと…引きますwwところで今中学1年ですか？ (2017年12月17日 16時) (レス) id: 62b3900fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - 教えていただきありがとうございます。本文にURLを書いてしまっていたため、今までできなかったようです。ありがとうございました。 (2017年9月9日 22時) (レス) id: 95708f55da (このIDを非表示/違反報告)
魔導士カリナ(プロフ) - ココロさん» ありがとうございます...！一番最初ですか。ページを選ぶところですか？私の場合暗殺教室の画が貼ってあるところ。それなら編集ページの上の方にある『トップに表示する画像』にURLを入力します。作品の一ページ目なら、画像のURL、みたいなところにURLを入力します。 (2017年9月9日 17時) (レス) id: 0cf79671fa (このIDを非表示/違反報告)
ココロ - コメント失礼します。面白かったです！原作よりも丸い学秀くんが可愛いかったです！質問なんですが、1番最初のページに画像を貼るのはどうしたらいいのですか？ (2017年9月9日 7時) (レス) id: 95708f55da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魔導士カリナ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/8d772720604/
作成日時：2016年2月2日 15時
