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表 ページ5
＿＿＿＿さようなら。
ｶﾞｼｯ
｢え｣
ゆっくり振り向く。
｢……なんで。なんで｣
なんでいるの？貴方が今止めたら…
｢これじゃあ私認められない！センラくんに認められないよ！！｣
｢もううんざりだよ！！！心は針でぐちゃぐちゃなの！！！｣
｢お願いだから離して！！！！｣
｢嫌や！！だって俺心配したねん！！
お前が今日ﾀﾋぬって聞いて、俺、おれ、｣
｢必死に探したんよ！！！！だから、｣
｢俺の前から居なくなるな！！！！！｣
そう、涙ながら貴方は言った。
それじゃあ居なくならないでっていうのは玩具がなくなるから？
認められたいのに……？
でもなんで今日ﾀﾋぬって…………知ってるの。
｢…匿名やから、｣
｢え？｣
｢匿名やったらお前を元気付けられるやろ
だから、知っとんねん｣
｢おれ、今までお前のこと好きやってん。
なのに気持ちが空振って、こんな、こんな、｣
｢ごめんな…ごめんなA｣
彼はまた泣いていた。号泣しながら。
それも本名で呼んでくれた。
初めて。心がこもってるごめんなんて、
今まで君から聞いたこと無かった。
｢……ｯう、うっぁっ、ｸﾞｽｯ
辛かった……よぉ……ﾋｯｸ｣
｢ごめんな……A。今言うのもなんだけど｣
｢俺とお付き合いしてください｣
｢ｯはい！｣
＿＿＿＿end＿＿＿＿
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作者名：白紙(またの名を七瀬) | 作成日時：2020年5月25日 22時
