#42話 ページ44
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「わーっ。キレー」
窓の外を眺めている蘭ちゃんは嬉しそうに笑っていた。
流れる川の水に太陽が反射してとても綺麗だった。
そんな一時を邪魔するかの様に、ドアを誰かにノックされた。
気を使ってくれた蘭ちゃんが出迎えたが、誰もいなかった様で、変わりにと言うように扉の前に封筒が落ちていた。
「蘭、それは?」
「手紙…みたいだけど。私達宛なのかなぁ」
「見ちゃいなさいよ。もしかしたらあのガキんちょが言ってた推理クイズかもしれないしさ」
「でも…」と戸惑う蘭ちゃんに園子ちゃんは言葉を続けた。
「落し物なら、落し主が悪いんだから。
誰宛かは中身を見れば一目瞭然。届けてあげれば良いでしょ」
『ノックした人が置いて行ったんじゃないかしら。開けてみたら?』
「…はあ…そうですね」
手紙の内容は、「おめでとう!。貴方は共犯者に選ばれました」との事。
『やっぱり園子ちゃんの言う通り、推理クイズの事だったのね。流石推理クイーンの園子ちゃん』
「いやー、アハハハ」
そう言うと、何処か遠くを見て笑った。
そうか、この子も新一に眠らされた1人なのねと、心の中で思ったのは言うまでもない。
「え、えと。7号車のB室の被害者役の人と入れ替われっだって。取り敢えず行ってみようよ」
「うん。そだね」
扉を開けて鍵をかけると、待ち伏せていたかのようにあの女の子と出くわした。
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カンナ(プロフ) - ナミさん» ありがとうございます(o^∀^o)!。今後の赤井さんの行動が気になりますね。 今後の展開をお楽しみに!!。 コメントありがとうございました (2020年6月5日 6時) (レス) id: 429d40b89b (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 赤井さん夢主さんを助けてあげてください。まさかインスタでこうなるとは、次回どうなるか楽しみです。 (2020年6月5日 2時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - ナミさん» そう言って頂き、本当に嬉しいです。これからも更新頻度を落とさず面白い作品を作っていけるよう頑張ります。コメントありがとうございました。 (2020年5月20日 8時) (レス) id: 429d40b89b (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - 沖矢昴さん登場して嬉しいです。赤井秀一さんが、早く登場することを楽しみにしております。これからも頑張ってください。 (2020年5月20日 3時) (レス) id: 134760d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カンナ | 作成日時:2020年5月12日 22時